四手(シデ)の芽摘み

更新日2018/06/15

四手の芽摘み

花を付けて初夏に観賞するのもいいですが、何よりも柔らかい枝先が魅力の四手。

樹勢が強く芽吹きも旺盛なので、伸びたら摘むを繰り返して小枝作りをします。

芽摘み時期と方法

四手の芽摘み

四手の芽摘みは新梢を一旦伸ばしてから2~3節で切るのが基本。

作業時期は4月に入ってからで、新梢の葉が5~6枚に達した頃が目安です。

新しく枝作りをしたいときは一度大きく伸ばしてから切り戻し、細かい枝作りに取りかかります。

花を楽しみたい場合、花芽は5月頃になると見て分かるようになるので花芽の付いた枝以外の芽摘みをしてください。

苗樹や未完成樹など、まだ樹形作りの段階のものは花芽を無視して芽摘みしてください。

樹勢がよいと不定芽や胴吹き芽が出やすいので、不要なものは早めに掻き取っておいてください。

四手の葉刈り

四手は葉刈りはあまりしませんが、枝の多いもので葉が込み合っている場合は、大きい葉を中心に部分葉刈りすることがあります。

また、葉焼けしてしまって紅葉が期待できない時にも全体を葉刈りして葉を更新することもあります。

葉刈りの時期は6月中旬~7月頃。

部分葉刈りなら葉を元から切り取って構いません。

全体を葉刈りする場合は、葉を元から切るのではなく1/2~1/3程残して葉切りしてください。

葉刈りは事前の十分な肥培管理で樹勢がしっかりついていることが前提。樹勢の弱い老樹や小品サイズのものに無理な葉刈りはしないでください。

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