皐月(サツキ)の育て方
更新日:2019/06/15

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皐月の作業カレンダー
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
| 生育状況 | 休眠期 |
芽出し |
紅葉 |
休眠期 |
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| 花 | 花 |
花芽分化 |
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| 管理場所 | 軒下など |
ムロ出し | 日なた |
半日陰 |
日なた |
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| 灌 水 (回数/日数) |
1/2~3日 |
1~2/日 |
2~3/日 |
1~2/日 |
1/2~3日 |
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| 施 肥 | 花後 |
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| 芽摘み | ||||||||||||
| 剪 定 | 強剪定 |
花後 |
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| 針金かけ | ||||||||||||
| 古葉とり | ||||||||||||
| 植え替え | 花後 |
皐月の性質
皐月はツツジ科ツツジ属の半常緑低木。
躑躅(ツツジ)の仲間で園芸品種が2000種以上あり、様々な花芸を楽しむことができるため花物盆栽の王様と呼ばれています。
花だけでなく、小葉の早乙女小町など紅葉を楽しむものもあります。
丈夫で萌芽性も強く、剪定整枝で様々な樹形の作り込みができる樹種です。
皐月の管理場所
日照を好む反面、夏の日差しでは葉焼けや根を傷める原因になります。
若木の間はよく日に当てますが、樹形を維持する段階では半日陰くらいが適しています。
グンバイムシやアブラムシなどの害虫がつきやすい樹種なので、風通しの良い場所を確保してください。
皐月の灌水
水を好みますが、根が細く過湿に弱い所があります。特に夏は蒸れて根腐れする原因になるので水はけ良い土で管理し、乾いたら水やりを心がけてください。
高温時に水をやるのは禁物。基本夏でも午前中と夕方で間に合うように、日中は涼しい半日陰で管理するなどの工夫が必要です。
春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安に、表土が乾いたらたっぷり灌水してください。
皐月の好む用土
皐月は酸性土壌を好むものがほとんどなので、鹿沼土主体の用土を使うことが一般的です。
ただ、鹿沼土単用だと生育が良すぎるため、成長の過程で段階的に赤玉の配合を増やすと形が崩れにくくなります。
重要な点は、過湿を避けるためやや荒目の粒径の用土を使うこと。小品サイズでも小粒(3~6mm)くらいから揃えて通気性をよくしてあげてください。
皐月の施肥
花を咲かせるためにはしっかり肥料を効かせることが大事です。
肥料不足では枝枯れすることもあるので、成長期(夏以外)の間は定期的に施肥してください。
新芽が伸びて葉が固まってきた4月頃と花後の6月、9~10月の間に月1回のペースで油かすや花物用プロミックなどの固形肥料を与えて下さい。
灌水代わりに薄めたハイポネックスを与えると尚いいです。
皐月の作り方
芽摘み(6月)
皐月の花芽形成は7月~8月中旬頃なので、芽摘みや剪定は花後6月中(関東以西なら7月初旬)に済ませておくと翌年の蕾をとめることが出来ます。
皐月の新芽は一箇所から4~5本の芽が伸びてくる性質があるので、まずその中であまり勢いが強くなくて伸びる方向の良い2本を残し、残りは元から切り取ります。
この頃の新芽には4~5枚の葉が付いているので、2葉残して摘み取ります。
芽摘み後は10日もすれば残した部分から2番芽が吹いてきます。
2番芽の勢いが強いときは、7月上旬までに間に合う場合に限り、同じ要領で2回目の芽摘みをしてください。
剪定(6月)
樹作り段階と、花を観賞する段階の樹で剪定時期は異なります。
観賞する段階では花後の剪定が基本で、芽摘みの要領に準じます。
ただしこの芽摘み剪定は樹形は維持されますが全体が大きくなるので、現状維持したい場合は新芽を前年葉の付け根の所で全て切り取ってしまいます。
萌芽力旺盛な皐月は、樹勢が充分にあればどこで切っても芽が吹きます。太幹の素材を作ったり大きく枝を作り直す場合は、開花前の4月~5月頃に大きく切り込んでください。
秋には翌年の花芽も分かるようになるので、特に樹形を乱すような枝は秋か開花前に花芽を残して整理してください。
花を見る段階の皐月は花後すぐの剪定が基本。皐月の花芽形成は7月中旬~8月中旬頃にできますから、来年も花を見るためには6月中(関東以西なら7月初旬)には済ませてお……
針金かけ(4月、9月~10月)
皐月の苗木のほとんどは曲付けが必要な場合が多く、枝は古くなるほど折れやすいため、できるだけ早い段階で幹模様だけでも付けておく必要があります。
特に「花月(カゲツ)」や「一生の春」など幹質の硬い系統のものは、なるべく早いうちの針金かけが必要です。
作業の適期は、樹の生育が穏やかな芽出し前の4月頃と、秋(9月~10月)。
年中作業はできますが、水上げが盛んな成長期は樹皮が剥がれやすく折れやすいので、慣れないうちは適期を守ったほうが安心です。枝を下げたり、小枝の向きを矯正するくらいならいつでもできます。
冬の針金かけは枝枯れの原因になるのでできるだけ控えましょう。
古葉取り、葉すかし(9月~10月)
秋には古葉(前年葉)を切り取って内部の風通しと日当たりをよくしてください。
古葉や込んだ葉を取ることで、フトコロに新しい芽が形成され、コンパクトな樹形を維持することができます。
入手した段階で古葉が沢山ついているものは、時期に拘らず掃除しましょう。
植替え(6月、10月)
皐月の植え替えは花後(6月頃)すぐか、秋(9月下旬~10月上旬頃)が適期。
花後の植え替えが一般に知られていますが、近年の夏の猛暑で根が伸びきらないということで、秋(9月下旬~10月)に植え替えた方が具合が良いようです。
花後の剪定と同時に植え替えするのが合理的ですが、開花期によって作業時期が遅れることもあります。また6月も半ばとなると植物は一旦成長を止める時期でもあるため、再び肥大成長が活発になる充実期の秋の植え替えが適期であるという考えです。
ただし秋に植え替えたものは冬の管理を慎重に。ムロ出しも遅めがよく、外気温がしっかり上がってから徐々に慣すようにしましょう。
用土は水はけのいい酸性の土を好むので、荒目の鹿沼土主体に、赤玉土を2~3割ほど混ぜて使ってください。
鹿沼だけでは生育が良すぎるため、成長段階で徐々に鹿沼の割合を減らしていきましょう。
大きいものでは2~3年に1回。小さいものは毎年植え替えてください。
皐月は細根が多く分岐していているので、輪郭線に沿って根をしっかり切り込んでください。根詰まりしているものは根の間に古土が絡んでいるので、水圧をかけてよく洗い落としてください。
傷んだ根の処理
皐月は細い根が地表近くに多く伸びるので、しばらく植え替えしていないものは表層の土から硬く根詰まりして黒く傷んできます。
傷んで黒くなった土は水が通りにくいので、夏にかけて過湿状態となりさらに根腐れが進んでしまいます。
これを放置すると枝枯れをおこし、樹形を大きく崩したり枯れてしまうこともあるので、通常の植え替えではなく盆栽洗浄機(スプレーガン)などを使った根洗いを行ってください。
まずは傷んで黒くなった根を取り去る必要があるので、大まかに根をほぐしたらほどよい水圧で傷んだ根や古土を洗い落とします。
根と根の間に古土が残らないように綺麗に掃除することが大事です。
専用の洗浄機がなければ、散水ノズルのジェット噴出切り替えが出来るものを使ってください。
生きた根も、長く伸びているものがあれば切り詰め、新しい用土に植え替えてください(皐月の好む用土参照)。
深めの仕立て鉢のほうが回復が早いですが、できるだけ同じサイズの鉢におさめて徐々に回復させると、時代が損なわれません。
この作業は根が傷んだ時に限らず、新しく入手した樹にもやっておくと未然にトラブルを防ぐことができ、その後の管理が安心です。
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もともとは日本固有種のRhododendron indicumを指しますが、その近縁種や園芸品種を総称して皐月と呼び、皐月躑躅(サツキツツジ)や山石榴(サンセキ……


