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紅葉(モミジ)の育て方

モミジの作業暦

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状況
休眠期
 
芽出し
 
 
 
 
 
 
紅葉
 
落葉
管理場所
ムロ
 
ムロ出し
日なた
 
半日陰 
 
 
 
日なた 
 
ムロ
灌 水
(回数/日数)
1/2~3日
 
1/日
 
 
2~3/日
 
+葉水 
 
1/日
 
1/2~3日
施 肥
置き肥
 
置き肥
 
針金かけ
 
 
  針金外し
剪定
 全体
 
 徒長枝
 
 
 
植え替え
 
 
 
芽摘み
 
 
 
           
葉刈り
葉すかし
葉切り
           

モミジの性質

モミジ(舞姫)

舞姫

モミジはカエデ科カエデ属の落葉小高木。

大きく分類すればカエデですが、盆栽では習慣的に、葉が5つ以上に別れていて、且つその切れ込みが深いものをモミジと呼んでいます。

昔から松柏類と同様に日本人に親しまれてきた樹で、春の芽出し、夏の深緑、秋の紅葉から寒樹と四季折々の姿を楽しむことができます。

日本には30種ほどの種類が自生していますが、園芸品種も多くイロハモミジからは『琴姫』、『置霜』、『日笠山』、『赤地錦』、ヤマモミジからは『枝垂れモミジ』、『出猩々』、『獅子頭』、『舞姫』、『鴫立沢(しぎたちさわ)』などが生まれています。

自然界でも、カエデ属間の自然交配で様々なモミジが見られ、葉形や色のグラデーションも無限に存在します。

カエデと比べて管理には多少気を遣いますが、丈夫で作りやすい樹種です。

モミジの管理場所

明るく風通しのよい場所で育てます。

枝が込み合うと各枝に光が入らなくなるので、時々鉢を回して全体に日が当たるように工夫してください。

春と秋はよく日に当てる必要がありますが、モミジは強い日差しで葉焼けしその後の生育に影響が出やすいので、夏の間は1日を通して半日陰~明るい日陰で管理してください。

近年は5月頃から急に日差しが強くなるので、モミジをはじめほとんどの雑木類は50~70%程度遮光しておきましょう。

ただし、節を短くするためには多少葉焼けしてもよく日に当てることが必要です。樹作り中のものは遮光なしで管理する培養者もいて、水と肥培さえ出来ていれば強光下でも葉焼けしないという話も聞きます。

遮光なしの管理は初心者には難しいですが、植物は環境への適応能力がありますから、元気に育てることを前提に自分なりの環境を工夫してみてください。

寒さには強いですが、冬は乾風や霜に当たらないように保護してください。

モミジの灌水

多少の乾きには耐えますが、葉が展開してからは水の乾きが早くなるので水切れのないようにしてください。

単に上から水を撒くだけでは、葉が水をはじいて根元まで届かないことがあるので注意してください。

春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安に、表土が乾いてきたらたっぷり灌水するようにしてください。

特に夏場の水切れには注意し、夕方には積極的に葉水を与えてください。

モミジの施肥

肥料を与えすぎると枝が徒長するので控えめを心がけます。

葉が展開して固まる5月頃と、10月~11月に油かすなどの固形肥料を与えて下さい。

豆サイズの樹は液肥でも充分。2000倍ほどに希釈したハイポネックスを数日おきに灌水代わりに与えてください。

モミジの作り方

芽摘み(3月~5月)

モミジの芽摘み

よく知られる方法は、春から伸びた新芽は根元の新葉を2枚残して真ん中の稚児芽を指やピンセットで摘み取ります。

あまり遅くなると節が伸びてしまうので、節間が短いうちに芽摘みをすることがポイントです。

この時期には毎日のように新しい芽が伸びてきますから、伸びてきたものからこまめに芽摘みをしてください。

しかし、上記の方法では二番芽の形成の過程で、また第1節が伸びてしまいます。

そこで成長点である袴(ハカマ)苞(ホウ)と言われる部分を取り去ることで、第1節を短く作る方法が考えられています。

その芽摘み方法は、最初の稚児芽が伸びてくる前にハカマをピンセットなどで丁寧に取り去ったり、逆に袴だけ残して新芽を全て取ることで、新芽の伸びを抑え第1節目を短くする方法です。

ただ、この方法はいかに節の短い枝を作るかが大事な小さい盆栽では有効ですが、その後の成長に悪い影響がでる場合もあります。

作りたいサイズや樹勢によって芽摘みの方法を決めてください。

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葉すかし(4月中旬~5月中旬)、葉切り(5月上旬~)

モミジは芽出しが早く、そのままにしていると葉が混み合って全体に日が当たらなくなり、フトコロ枝が枯れることがあります。

また、新しい葉を出して紅葉を美しくするほか、枝を太らせないためにも葉をすかし、葉が固まった頃に葉切りをすることで樹形の維持の他、フトコロ枝の活性や胴吹きが期待できます。

まず、新芽が固まる4月中~5月中頃になったら、葉すかし(片葉刈り)をします。

徒長枝は1節(葉を2枚)残して切り詰め、残した枝先の2葉の片方を鋏で切り取り、葉の量を半分にしてください。

この作業は全ての枝に施しますが、樹勢の弱い樹や枝数の少ない豆サイズの樹は行いません。

モミジの葉切り

モミジの葉切り

その後、新葉が完全に固まる5月以降に、残った葉を半分~3/4ほど残して葉切りします。

全葉刈りは樹の負担が大きく、特にモミジの場合は樹勢が弱ってうどんこ病にかかりやすくなるので、葉すかしや葉切りが効果的。豆サイズなら葉すかしを控えて葉切りで対応するといいでしょう。

一様に同じ量を残すのでなく、それぞれ樹勢を見ながら残す葉の量を考えて、一枚一枚丁寧に行ってください。

作業後も枝は伸びてきますが、基本はそのまま伸ばして樹勢を維持し、秋に整理して観賞期に備えます。

剪定(5月~6月、秋、2月下旬~3月)

新芽が固まってきた5月~6月の葉切りの時期に合わせて徒長枝を短く切り詰めます。

冬の落葉後に剪定をすると樹液が止らず枯れることがあるので、全体の剪定は落葉前か、芽出し前の2月下旬~3月に行ってください。

針金かけ

特に決まった時期はありませんが、葉刈り後や落葉後など、全体の枝筋が見える時が作業がしやすいです。

落葉後でも、寒い時期の強い針金かけや太枝の矯正は枝折れの原因になるので控えてください。

モミジの枝は真っ直ぐ伸びてくるので、直線的に伸びる若い枝を矯正し、先に行くほど細かく枝がほぐれていくようにします。

枝の太りが早く、かけた針金がすぐ食い込むので、1~2ヶ月ほどで外し、癖がついてなければかけ直しが必要です。

ただしあまり強い曲付けをすると枯れることがあるので、無理に曲げないこと。その樹の個性を活かし、モミジらしい優しい樹形作りが似合います。

実生から始める場合は網伏せ等でいろいろな曲ができるので、そのままを活かして作る楽しみもあります。

植替え(2月~3月)

モミジは根の成長が早く根詰まりしやすいので、若木や小さいものは毎年植え替えをします。成木は2年に1回を基本にしてください。

モミジは八方に伸びた根張りも見所の1つなので、太くて長い根は短く切り浅い楕円鉢などに植えるとよくなります。

持ち込むほどに根張りが広がって盤根状になりやすいので、植え替えの時には根を広げて植え付けるようにします。

コメント

朝田浩 さん 2016年06月11日07時39分
おはようございます。実は、先日、針金をかけたモミジですが、公園で採取した種から育てたモミジで4年くらいになります。(60cmくらいの高さ)2年目くらいのときに、模様木風に曲をつけ(さつきの曲線つけと同じやり方)をしまして、その先端が棒状になっていまして、そこに曲を追加でつけました。
このモミジは私が、気軽に育てています。すこーし、強い日差しで葉焼をしたようで、朝晩は外にだして、日中日陰で、水やりしながら管理しようと思います。
春の植え替えを怠ってしまったため来春、植え替えしようと思います。
それでも、涼しげな樹姿で、暑い季節には癒しがあり気に入っています。
で、だから何を言いたいのかと思われたことと思います。
きみさんのこのブログ、楽しそうなので、ときどきこのように乱入してコメントいたしますので、よろしくお願いいたします。
きみ さん 2016年06月11日08時18分
朝田浩さん
おはようございます。
ゆっくり作るのいいですね。わたしも実生苗で遊んでいます。
ブログは別でやってるので、こそにコメント頂いてもいいですよ!
乱入大歓迎です^▽^
おたま さん 2017年04月18日11時12分
昨年12月、奇麗な真っ赤なもみじの下に、実生のもみじがありました。10個ほどいただいてきました。全て元気に育っています。盆栽仕立てにするには、この後どのように管理すれば良いのでしょうか?今、赤い葉が2枚ついています。
きみ さん 2017年04月18日19時02分
おたまさん
まだ発芽したばかりでしょうから、そのままじっくり育てていいと思いますよ~
できればポットに移して...
軸切りしたり、大きくして一曲作って枝作り、最終的には取木とかつくりかたはいろいろです。
さより さん 2017年08月06日19時31分
今年の7月上旬頃に職場の敷地に種で生えてきた60cmくらいのもみじを邪魔なので抜いたのですが、とても葉の形が良かったのでこの時期に植えるのもどうかなぁ…と思いつつ家の鉢に植えました。その時に葉の数は半分くらいまで減らして、枝は18本程あったのを13本程に減らしました。1ヶ月もすれば代わりの葉が出てくるんじゃないかと思っていたのですが未だに出てくる気配がありません。今ある葉は一部乾燥気味なだけで枯れてはないので本体は枯れていないと思うのですが心配しています…
もしかしたらまだ葉や枝が多くて余力が無くて出ないのではとか栄養が足りないのではとか考えているのですが無闇に葉や枝切ったり肥料くれたりして逆に枯れてしまっても嫌なので困っています。今の時期は新しく葉や枝が出ないものなのでしょうか?教えて頂けると幸いです。
きみ さん 2017年08月07日10時06分
さよりさん
根を切ってないなら枯れることはほとんどないです。
今の暑い時期はモミジの生育も止まるので、葉も生きているようですし、沈黙していてもあまり気にしなくていいと思います。
風通しのいい日陰においてくださいね。
肥料は秋になったらあげてください。
カエデとか他の強い雑木だったら前葉刈りしてみたりしますが、モミジはちょっと弱いのでそのままで。
朝夕に葉水をするといいですよ
おに さん 2018年03月09日22時26分
キミさん、

こんばんは。
我が家のモミジ、昨年の秋に購入した時は清源と
言われて買いました。
まだまだ、小さなモミジですが、何とか芽を出して
育っています。

そろそろ、芽摘みの準備をする感じでいいですかね?
何とか元気に綺麗に育てたいです。
きみ さん 2018年03月10日17時50分
おにさん
芽出し早いですね!わたしのもみじたちは今やっと膨らみ出した感じです。
ここまできたら芽摘みも出来そうですね。
もうちょっと太らせてからでもいいように思いますが、小枝増やすの楽しいですからね。
葉刈りはしないようがいいですよ。
おに さん 2018年03月10日18時12分
キミさん、

アドバイスありがとうございます。
様子を見ながら芽摘みを参考にはじめてみます。
はい、枝を増やしてみたいですね。
我が家に来た、最初の盆栽なので、思い入れがあります。

芽だだし早いですか?
確かに、梅も花が落ちて芽出ししてkますし、小さなボケも
どんどん出ます。
子真弓もゆっくりですが、芽は出てます。
元気が無いのは、山アジサイ(._.);:
花が終わったとき、施肥しなかったので心配です。
きみ さん 2018年03月11日09時22分
おにさん
たぶん私のが遅いだけなので気にしないでください。
もみじ、もう少し太さを得て小枝ふたして...最後は取木ですか
楽しみですね

世田谷区にいましたが、盆栽のための広い土地を求め移住計画中。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りも楽しんでいます。

動物も好きで猫を飼っています。初代愛猫『アロ』は天国へ行ってしまいましたが、新しい家族を迎えて仲良く暮らしています。

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