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梅擬(ウメモドキ)の魅力

ウメモドキ

梅擬(ウメモドキ)はモチノキ科モチノキ属の落葉低木。雌雄異株。

葉がウメに似ていることからこの名前が付けられ、日本には近縁種が数多く分布しています。

中国や日本(本州~九州)の湿地や湿った林などに自生していて、庭木や公園樹としても植えられています。

赤実が普通ですが白実や黄実もあり、びっしり付く鮮やかな色の実が楽しめます。

落葉後も実が付いたままなので秋から冬の実物盆栽として人気です。

雌雄異株なので実をつけるには交配用の雄木が必要です。

ウメモドキの特徴

ウメモドキの花(6月)

ウメモドキの花は柄がとても短く、枝の基部に小さな花が咲きます。

雌花は緑色の子房が目立ち、雄しべは退化。花弁は白~薄いピンク色をしています。

ウメモドキの花

ウメモドキの雌花(左)と雄花(右)

あまり目立たないので知らない間に花が終わって結実しているのに驚くことがあります。

雄花は、淡赤色の花を枝の基部に数個ずつ付けます。

雄花も柄が短く、雄しべには花粉が沢山ついています。

ウメモドキの人工交配

ウメモドキの人工交配

寄せて置いていても結実しますが、実付きを確実にするには人工授粉させてください。

刷毛などで花粉を取るか、直接つけても構いません。

雄花の付く雄木は幹模様が優しく、盆栽に合う木振りですが実は付かないので残念です。

暴れる枝振りのものが雌木と言われています。

ウメモドキの実(10月~3月)

ウメモドキの実

ウメモドキの実は赤実のほか黄実や白実などがあります。

いずれも枝の基部にびっしりと小さく鮮やかな実が付き、冬の間も楽しませてくれます。

ウメモドキの実も野鳥の貴重な食料になるので、鳥除けの工夫が必要です。

3月くらいまで実を鑑賞できますが、翌年の花付きをよくするためには年明けには実を摘果して、樹に力を残して上げるようにします。

ウメモドキの繁殖法

ウメモドキの種木は接木されたものが多く作られ、挿木や取木でもよく増えます。

ウメモドキの主な樹形

双幹、斜幹、模様木、懸崖、株立ち、寄せ植えなどいろいろな樹形に仕立てることができます。

病気・害虫

カイガラムシ、アブラムシ、黒星病に注意してください。

                                                   

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

アビシニアン猫(♂)とメダカを飼っています。歴代猫は『アロ』『アズロ』。

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