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杜松(トショウ)の育て方

更新:2018年05月16日

杜松の作業暦

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状況
休眠期
 
 
 芽出し
 
 
成長期
 
 
 
 
休眠期
管理場所
ムロ
 
 
ムロ出し
日なた
 
 
 
 
 
 
 
灌 水
(回数/日数)
1/2日
 
1~2/日
 
 
 
2~3/日
 
 
1~2/日
 
1/2日
施 肥
置き肥
 
 
 
 
 
 
針金かけ
 
 
 
 
 
剪定
 
 
 
 
 
芽摘み、古葉取り
 
 
 
 
 
   
植え替え
 
 
可能

杜松の性質

杜松

杜松はヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉樹。

日本や朝鮮の丘陵地や海岸の砂地、雑木林や高山など様々な環境で生きていた樹種ですが、戦後からの人気上昇に伴ってほとんど取り尽くされ、最近では山取り素材は枯渇状態になっています。

杜松には立ち性と這い性があり、葉は針型。葉性は多様で山杜松といわれるネズは固く触ると痛いですが、這い性のハイネズや八房種はあまり痛くないので手入れがしやすく人気の品種です。

挿木繁殖が可能で様々な樹形に作ることができ、丈夫でシャリやジンを入れて痩せ地で生き伸びる杜松らしい姿を現すのがよく似合います。

もともと痩せて乾燥した場所で生きている植物ですが、盆栽として仕立てる場合は肥培管理が必須。成長期は水と肥料をしっかり与えて力を付け、フトコロ芽を活かしてコンパクトに作りましょう。

杜松の管理場所

年間を通じて日当たりと風通しのよい場所で育てます。

水さえ切らさなければ強い日差しも平気です。

冬の乾燥や寒さには弱いので、早めにムロ入れの準備を始めてください。

特にジンやシャリを入れたもので水吸いの細いものなどはしっかり保護が必要です。

杜松の灌水

水を好むので多めに与えます。

春は1日1~2回、夏は2~3回、秋は1日1~2回、冬は2日に1回が目安。

特に冬の間は乾燥に注意してください。

杜松の施肥

樹勢を維持するためにしっかり施肥することが大事です。

梅雨と夏場を除いた4月~10月の間に油かすなどの固形肥料を多めに与えて下さい。

病気・害虫

樹勢が弱っているものはハダニや、幹にテッポウムシが付くことがあります。

新芽の頃には定期的に殺虫剤を散布し、幹は歯ブラシなどでいつも綺麗な状態にしておくのが理想です。

杜松の作り方

芽摘み・古葉取り(5月~9月)

杜松の芽は成長期の間伸びてくるので、伸びるたびに細かく摘むやり方もありますが、一度伸ばしてから芽摘みを行う方が力がつき元から芽がよく吹いてきます。

5月下旬~6月頃になって伸びてきた新芽は、輪郭線に沿って切り戻します。

枝によっては1本からいくつも芽が伸びてきているので、強く出ている芽から摘んでください。

また枝が込みやすく内部が蒸れやすい杜松は古葉取りも大切な作業。

前年枝から生えている葉を取ることで枝元に新しい芽が作られるので芽摘みと同時に行ってください。

杜松(トショウ)の芽摘み

杜松は芽吹きが旺盛で、葉も込みやすいので樹形の維持には小まめな芽摘みが欠かせない樹種です。 枝先だけでなく摘んだ箇所や古枝からも芽を...

剪定(5月~9月)

杜松は芽吹きや胴吹きが旺盛で、枝の込みやすい樹種なので剪定が欠かせません。

毎年芽摘みを繰り返していると、年々枝が茂り、内部の環境(風通しや採光、蒸れ)が悪くなります。

小枝を透かさないと影になった下枝が枯れ込み、フトコロ芽も弱ってしまうので芽摘と剪定は平行して行ってください。

適期は5月~9月の間。寒さに弱いので、剪定は芽が活動している間に限ります。

秋以降の剪定は傷口から虫や病気が入って枝枯れの原因になるので避けてください。

太枝や頂部の枝は剪定するばかりでなく、削ってジンやシャリにすれば趣が増します。

杜松(トショウ)の剪定

杜松は芽吹きや胴吹きのいい樹種なので、樹形作りのための剪定や芽摘みは欠かせない作業の1つです。 杜松の剪定は暖かい時期に行うのがよ...

針金かけ(5月~9月)

杜松は枝が古くなると固くなって整形しにくくなるので、若い枝は早めにクセを付けておく必要があります。

芽摘みや剪定同様に、針金かけも成長期の間に行うのが基本。

小枝や不要枝を透かし、古葉を取った後なら全体の枝振りが見えやすくなるので作業がしやすいです。

植替え(5月~6月)

寒さに弱い杜松は植え替えも外気温が上がってから行ってください。

時期は5月~6月くらい。一時成長が弱まる真夏は避けましょう。

9月にも作業は可能ですが、冬越しに注意が必要になるのでお勧めしません。

作業間隔は通常若木で2~3年に1回ですが、小品になるほど根詰まりしますので鉢底穴を確認し根鉢の様子をみて植え替えしてください。

ただし杜松は植え替え後に調子を崩し、そのまま枯れることもあるので注意が必要。一部では突然枯死もよくあると言われる杜松ですが、その原因の多くは無理な根処理が影響している可能性が高いです。

根の強剪定はその後の生育に影響するので、根鉢の外側を整理し古土を更新する程度にしておいた方がよいでしょう。

また植え替え後はよく乾きますから、数日日陰で養生し、水切れには充分注意してください。

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コメント

内山 秀男 さん 2016年10月22日08時40分
杜松についてお聞きします。木にたくさんの実(大豆を青くしたような)を付けました。
これはいつの時期にとり除いたほうがよいのでしょうか。または付けておいた方がよいのでしょうか。実から種が取れますか。(挿し木で増やした方がよいと、先輩には言われましたが)御教示願います。
きみ さん 2016年10月22日11時08分
内山 秀男
それは花ですね、しばらくすると花粉がもの凄い飛びます。
樹勢が落ちるので、早い段階で1つ1つ取っていうたほうがいいですよ

トショウは挿木で増やした方が楽しいです。
内山秀男 さん 2016年10月22日13時00分
早速のコメント有難うございました。また楽しくホームページ見させていただきます。
富士太郎 さん 2018年10月29日18時58分
杜松にはオスメスがあります、内山さんの育てている杜松はメスだと思います。
オスには玉がなくて黄色い花だけがついており一見でわかります、ですからは花粉飛ばないと思いますが。
内山さんの回答は少し違っておりませんでしょうか?


私は富士山麓の山で良く見かけますが、ほとんどがオス木でメス木は1/3くらい見たい。
実のなっている木を見つけましたが、私も香辛料や播種してみたいですがどうしてよいのかわかりません。


西洋では香辛料として売られているみたいです、またウイスキーのジンの香りつけにも使用されているそうです。
ネットで杜松の実、ジェニファー等で検索するといろいろと出てきます。
私も香辛料や種子播種用の採取取について知りたいです。

回答としてはもう時間切れですかね。
ハッピーバレー さん 2019年02月19日08時20分
土の配合は、どうすればよろしいでしょうか。
きみ さん 2019年02月19日09時21分
富士太郎 さん
杜松にもオスメスあるんですね~あるでしょうね?!
考えたことありませんでした(汗)花粉とばないのはメス花だったのか

内山さん見たかな。
きみ さん 2019年02月19日09時28分
ハッピーバレー さん

「赤玉土5、天神川砂または桐生砂5」
わたしは赤玉多め天城砂とくん灰も混ぜています。粒径は2~3mm。参考程度にしてください~。

杜松の植え替えは4月~5月頃です。
村中 さん 2019年06月17日14時59分
先日、50Cm程の杜松の古い(?)盆栽を頂きました。葉は元気がなく触っても痛くないものでした。少し葉の先端が枯れていました。
幹本体の皮をいじっていると剥がれ、中の白い肌が露出してきました。これがシャリ?かと思い、どんどんと剥いでいきました。幹全体がつるつるになりました。
生きた場所の皮を剥いだことに気づき、大丈夫だろうかと心配し、剥いだことに後悔をしています。
このまま枯れるのでしょうか。対処方法などよろしくご伝授をお願いします。
きみ さん 2019年06月18日08時46分
村中 さんへ
全部の皮を剥ぐとはビックリです
薄皮を剥いだのかな?様子がわかりませんが

葉に元気がないというのはちょっと気になりますよね
結構気難しい樹なので、環境になれるまでに枯れることもありますので

対処方法としては、半日陰くらいで水は控えめがいいと思います。霧吹きをすると芽吹きやすいので、朝夕やってあげるといいと思います。
村中 さん 2019年06月18日16時30分
きみさん
早速ありがとうございます。 幹本体の薄皮ではなく、みずみずしい白い肌まで剥がしました。
爪で皮をむき、引くと簡単に剥がれていきました。
アドバイス通り水は控えめに半日陰で様子を見ます。
きみ さん 2019年06月19日08時24分
村中 さんへ
そうですか...結構やってしまいましたね。
枯れないといいですが^^;

都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

猫好き。歴代猫は『アロ』『アズロ』。現在は雄のアビシニアンを飼っています。

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