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欅(ケヤキ)の魅力

欅(ケヤキ)はニレ科ケヤキ属の落葉高木。

日本の平野部から低山地帯に自生していて、樹勢は強く、葉は細かく密生しています。

樹皮は滑らかで白みを帯びた美しい幹をしています。

馴染みのある樹種だけに、盆栽でも定番の樹種で、芽出しから夏の深緑、紅葉、寒樹姿など見所はたくさん。

枝が暴れやすく、こまめな手入れが必要なので手が掛かりますが、剪定を繰り返すことでよく枝数が増えるので作り甲斐があります。

ケヤキと樹皮や樹形などの見た目が似ていて、さらに葉が小さいものにアキニレ(秋楡)があり、一般にニレケヤキと言われています。

ニレは「ヌレ」が語源で、切り口からヌルヌルした樹液が出ることから名付けられたと言われています。

ニレケヤキよりもさらに葉の小さい小葉性の品種もあります。

ケヤキの特徴

ケヤキの葉

ケヤキの葉

左からケヤキ、ニレケヤキ、小葉性ニレケヤキ

ケヤキの葉は先が尖った卵形をしていて、組織は柔らかく、縁には鋸状のギザギザがあるところが特徴です。

ニレケヤキの葉はケヤキより小さく、硬い紡錘形。

ニレケヤキよりも更に葉の小さい小葉性ニレケヤキは小品盆栽に向いています。

葉の付き方は互生で、左右2列につきます。

勢いのある徒長枝に付いた葉は大きくなりますが、芽摘みや葉刈りを繰り返すことで段々小さく締った葉になります。

ケヤキの繁殖法

ケヤキの種木は取木や挿木、根伏せで増やすことができ、実生もできます。

挿木の場合、ニレケヤキはケヤキより多少発根の成績が悪いようなので、湿度や温度管理には注意が必要です。

ニレケヤキの挿し穂を水揚げすると、切り口からヌルヌルした樹液がしみ出てくるので、軽く洗い取って挿してください。

ルートンなどの発根促進剤を使う手もあります。

ケヤキの主な樹形

ケヤキは直立性の樹種ですから、樹形は直幹が基本です。

自然樹形から習って箒作りに仕立てられるのがほとんどで、1本の芯から枝分れする「芯立ち」と、幹が2叉に分れてそこから枝分れする「芯なし」があります。

箒作りのほかには、枝分れの部分を取木して作った株立ちや、寄せ植えで景色を出すのも面白いです。

根張りの良さも重要な鑑賞点になりますので、種木を入手するときには根の状態もチェックしてください。

コメント

koku さん 2018年04月09日12時09分
こちらの雲竜石化ケヤキという品種を購入したのですが、本やネットで調べても石化ケヤキと言う品種がありませんでした。キミさん、ご存知でしたら教えて頂きたいです。
きみ さん 2018年04月09日13時33分
kokuさん
雲竜石化ケヤキという名前は初めて聞きましたが、石化というのは矮性の八房種のことですから、小葉性のニレケヤキと同じことなのではないかなと思っています。
見た目も葉の出方もそっくりです。
世話はそう難しくないですよ。剪定しないと枝が伸びっぱなしになります
YOKO さん 2018年09月05日06時54分
こんにちは。半日陰で水遣りにも気をつけてたのですが、二、三日前から葉に斑点が現れ、ついに落葉してしまいました。ここから、どのように管理していけばよいでしょうか。
きみ さん 2018年09月05日10時07分
YOKO さん
こんにちは~。ケヤキは褐班病になることはあるらしいけどあんまり病気とかならないので、今考えられる事と言えばやっぱり水切れとか根腐れでしょうね。写真をみると葉に生気がないですし、土も真っ黒でいい状態とはいえないです。半日陰でもベランダだと日中はかなり高温になりますし、蒸れも心配です。あまり床に近いところには置かないで、風通しをよくしておいてください。
2~3日でこうなる筈はないので、もっと前から調子は悪かったのではないかと思います。
だめになった葉っぱは取ってしまいましょう(全部かな)。あとは乾いてから水やること。鉢に割り箸とか噛ませて水はけよくする工夫してください。
ちょっと遅いかもしれないけど、そう枯れる樹でもないし、今年中に吹き直すかもしれません。
machugorou さん 2019年04月25日15時13分
こんにちは、いつも盆栽びよりを見て勉強してます。ニレケヤキの種類いくつもあるのでしょうか? 
3枚の写真を送ります教えてください。右から1枚目金芽ケヤキ、2枚目ちゃぼケヤキ、3枚目友禅ケヤキとゆうことで購入しました。忙しいでしょうがよろしくお願いします。
きみ さん 2019年04月25日17時52分
machugorou さんへ
ケヤキは小葉性やフイリなど変種や園芸品種いくつかありますよ
同じケヤキでも、黄葉するものと紅葉するものがあります。
といいますか、ニレ科の仲間にはケヤキ属の欅と、ニレ属のニレケヤキやアキニレなどがありニレケヤキと総称して呼んでいます。
葉をみると分かるのですが、写真のものたちはニレ属の方だと思います。友禅はケヤキっぽいですが、春ニレというニレの仲間です。
友禅ケヤキも写真をみると、私の葉性と少し違います。最近は見かけない品種なので、どこでお買い求めになったか知りたいです
machugorou さん 2019年04月25日18時41分
こんにちは、早速のご返答ありがとうございます忙しいところ恐縮です。 
友禅ケヤキは10年ぐらい前にホームセンターでかいもとめたものです。その時はニレケヤキと書かれていたと思いますが最近ネットで見ていると友禅ケヤキに感じが似ていたので!
ケヤキの葉性やニレケヤキの葉性がわかる本か方法ありますか?教えてください
きみ さん 2019年04月25日21時19分
machugorou さんへ
文献は昔どこかで読んだもののメモが残っているだけなので、わかりません。
ケヤキをお持ちでしたら、葉の厚みや照り、葉脈の伸び方、葉縁の切り込みなどでなんとなく区別ができると思います。

都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

猫好き。歴代猫は『アロ』『アズロ』。現在は雄のアビシニアンを飼っています。

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