ヒメシャラの剪定

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ヒメシャラは芽出しや花も綺麗ですが、滑らかで赤み掛かった独特の幹肌も見所です。

葉物類は葉の紅葉や芽吹きもよいものですが、落葉後の姿(寒樹)も鑑賞されますので、枝作りは大切です。

枝先は細かく柔らかい感じにするのがよく、剪定による樹形作りは重要な作業の1つです。


ヒメシャラの剪定の基本

ヒメシャラの剪定は、春から伸びた新芽を2節残して剪定します。

他の葉物類と同じで、下枝を大事にしますから、上部の枝を2節残して切った場合は下枝は3~4節と少し多めに残して剪定してください。

枝の剪定は成長期の間に2~3回行うことができますが、枝の伸びが治まってきたら止めます。遅くまで剪定を続けていると若い枝が冬の間に枯れてしまいます。

全体の剪定は落葉後に行います。寒樹になれば枝振りがよく見えますので、樹形を乱すような不要枝や枯れ枝を整理してください。

ヒメシャラの種木の剪定

ヒメシャラの種木の剪定はケヤキの剪定と同じでいいです。

ヒメシャラも芽吹きのいい樹種ですから、樹形は作りやすいものです。反対に剪定をしないでそのままにしていると徒長し、日当たりが悪くなって懐枝が枯れてしまうことになります。

ヒメシャラの完成樹の剪定

ヒメシャラの完成樹は、樹形を維持しながら風通しや日当たりを確保して懐枝を枯らさないようにします。

樹形を乱す徒長枝や不要枝は早めに剪定し、下枝に葉を多く付けるように全体のバランスをみながら剪定してください。

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