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莢蒾(ガマズミ)の育て方

更新日:2018/08/29

莢蒾(ガマズミ)の育て方

莢蒾(ガマズミ)の作業暦

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状況
休眠期
 
芽出し
 
 
 
 
 
 
 
落葉 
 休眠期
 
 
 
 
花芽分化
 
 
管理場所
ムロ
ムロ出し
日なた
 
 
半日陰 
 
 
日なた 
 
 
ムロ
灌 水
(回数/日数)
1/2~3日
 
1~2/日
 
 
 
2~3/日
 
 
1~2/日
 
1/2~3日
施 肥
 
 
 
 
 
剪 定
 
花後
 
 
針金かけ
 
 
 
 
植え替え
 
葉切り  
 
 
       

莢迷の性質

莢迷(ガマズミ)はレンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。

北海道から九州までの広い範囲に自生する雑木林を代表する植物です。

小葉性「コバノガマズミ」と、細葉の「ミヤマガマズミ」がありますが変異も多く存在します。ミニサイズの盆栽では極小葉性の「金華山ガマズミ」が人気です。

丈夫で暑さ寒さにも強く、育てやすいので初心者にもお勧めの樹種です。

莢迷の管理場所

風通しのいい日なた~半日陰で管理してください。

芽出し頃に強い風に当たる場所に置いていると芽や蕾を痛めてしまうことがあります。

水切れや葉焼けを起こしやすいので夏場は西日に当たらないようにしてください。

寒さには強いですが冬は保護が必要です。

莢迷の灌水

水を好むので、特に夏の水切れには注意してください。

軽い水切れなら落葉しても吹き直しますが、翌年の花芽にも影響してしまいます。

春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安に、表土が乾いたらたっぷり灌水してください。

莢迷の施肥

多肥により枝の徒長や実付きが悪くなることがあるので施す量は控えめにしてください。

濃い肥料を与えるより、少ない(薄い肥料)を回数多く与えるとよいです。

4月頃に新芽が伸び出した頃から梅雨入りまでに月1回程施肥し、夏場は一時中止するか薄い液体肥料に切り替え、9月~11月頃に月1回秋肥を与えてください。

肥料は油かすに骨粉(リン酸分)を3割くらい混ぜたものを与えると実付きがよくなります。

莢迷の作り方

芽摘み(4月~6月)

莢迷(ガマズミ)の芽摘み

芽摘みしても節間が長いので間延びしやすい

莢迷の花芽は春から伸びる新梢と共に上がってくるので、実を付ける段階のものは芽摘みを控えて一旦伸ばしておきます。

莢迷は枝が真っ直ぐ間延びしやすい性質ですが、花芽を期待するためには多少の樹姿の乱れは目をつぶらないといけません。

5月頃になれば花芽がはっきりわかるので、花芽の付かなかった新梢を1節残して芽摘みしてください。2番芽はすぐに伸びてくるので、伸びたら1節で摘むを6月頃までやります。

来年の花芽は7月中旬~8月ごろに作られるので、7月以降の剪定は出来るだけ控えること。

樹作り段階のものは花芽を気にしないで「伸びたら摘む」を繰り返して枝数を増やしてください。

元気のいいものは成長期の間に2~3回の芽摘みが可能です。ただし節間は間延びしてしまうので、切り戻しや針金で伏せるなどの整枝が必要です。

剪定(花後、落葉後)

莢迷の剪定は花後の芽摘み剪定と落葉後に行います。

伸びた枝は基本1節で切り戻し、不要枝も一緒に整理してください。枝を太らせたい場合は欲しい太さを得てから切り戻します。

樹作り段階のものは伸びたら切るで構いませんが、完成樹の場合は不用意に切り込むと花芽まで飛ばしてしまう可能性があります。

徒長枝が出やすいので強く伸びる枝は切りたいところですが、実を付けるためには伸びる枝はできるだけそのままにするか、先だけ摘んで伸びを止めておきましょう。

全体の剪定は落葉後か芽吹き前。

不要枝や伸びすぎた枝を切り詰めて全体を小さくまとめてください。

葉腋の両脇にも葉芽ができるので、不要な芽は早めに掻き取って節が太らないようにしましょう。

間延びしやすい性質ですが、芽摘みと剪定を繰り返しているうちに段々全体が締まってきます。

葉刈り(6月~7月)

莢迷は基本的には葉刈りはしませんが、芽吹きが旺盛で葉も込みやすいので、枝の勢いを抑えたり枝数を増やすには葉刈りや葉切りが効果的です。

葉刈りや葉切りをすることで内部の風通しや採光がよくなり、フトコロ枝の保護や胴吹きの促進に繋がります。

葉刈りは剪定と一緒に行うのがよく、切り詰めた枝先の葉1枚だけ残して残りを葉刈りしたり、全体に葉切りをして葉面積を減らす方法があります。

普通種の莢迷は葉も大きいので、葉切りをしたほうが夏場の蒸散を抑えることができます。もともと葉の細かい金華山莢迷は葉刈りの必要はありませんが、蒸れて状態がよくない場合は内部の葉だけ透かしてもいいでしょう。

ただし葉刈りは樹形作り段階の元気な樹に対して行う作業で、葉刈りをしているうちは枝数は増えますが花芽は期待できません。

小さいサイズの樹や、樹勢の弱っている樹に葉刈りをする必要はありません。

針金かけ(落葉後11月~12月)

作業の適期はありませんが、本格的な矯正は落葉後が向いています。

新しい枝にかける場合は成長期の間に。食い込みやすいので時々様子をみて、早めに外してください。

古い枝は癖が付きにくいうえに折れやすいので無理に曲げないでください。

芽吹きが旺盛で枝もよく分岐するので、細かい枝先は剪定で作りましょう。

植替え(3月)

芽出し前に植え替えをします。

根の生長が早く、すぐに根詰まりするので植え替えは1~2年に1回の間隔で根の詰まり具合を見て行います。

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

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