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松柏類の棚場

盆栽樹種の中でも特に松柏類は、一般に日光を好み、暑さや冬の寒さにも強いという性質があります。

松柏類の棚場で重要なのは、木全体によく日があたり、風通しのいい環境を作ることです。

しかし樹種によって、もともと寒い地域のものや、半日陰を好むものなど、気を付けなければいけないものもありますので、同じ棚場環境でも置き場所を工夫する必要があります。

樹種名 日当たり 置き場所のポイント
クロマツ とても好む 暑さや寒さにとても強い。
早朝から夕方まで日がよくあたり、風通しのいい場所に置く。
アカマツ とても好む クロマツよりも気を遣う。
春~秋は棚上に置き、冬は風の当たらない日当たりのいい場所に置く。
ゴヨウマツ とても好む 暑さや寒さにとても強い。
日当たりのいい場所に置き、乾燥を好むので灌水を控えめにすること。
エゾマツ 半日陰 寒い地方の樹種なので寒冷紗などで強い日差しを避け、水切れのないようにする。
冬の乾燥には注意。
ニシキマツ とても好む暑さや寒さにとても強い。
早朝から夕方まで日がよくあたり、風通しのいい場所に置く。
カラマツ 半日陰 暑さに弱いので、寒冷紗などで強い日差しを避ける。
冬は外気からの保護が必要。
スギ 半日陰 午前中よく日が当て、西日を避ける。
夏場は寒冷紗をかけて、冬は保護し乾燥しないように注意。
トショウ とても好む早朝から夕方まで日がよくあたり、風通しのいい場所に置く。
暑さには強いが、冬は外気からの保護が必要。
シンパク とても好む早朝から夕方まで日がよくあたり、風通しのいい場所に置く。
暑さには強いが、冬は外気からの保護が必要。
ヒノキ 半日陰 日当たりと風通しのいい場所におく。
夏は寒冷紗などで日よけをし、冬は霜焼けしやすいので保護が必要。
コメツガ 半日陰 日当たりと風通しのいい場所におく。
夏の強い日差しを避けるため寒冷紗などで日よけをする。
冬はムロの日だまりにおく。
イチイ とても好む 暑さや寒さにとても強い。
早朝から夕方まで日がよくあたり、風通しのいい場所に置く。

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