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葉物類の棚場

葉物類は一般的に日を好む好光性の樹種なので、置き場所で気を付けることは出来るだけ日当たりのいい場所に置くことです。

冬の間は保護は必要ですが、新芽が出始めたらよく日に当てるようにします。
日が良く当たらない場所だと枝の伸びも弱くなり、葉色も薄く力のない状態になり、枝が枯れることにもなります。

ただし葉物類は秋の紅葉も観賞要素ですので、葉を傷めないように注意します。

強い西日は葉焼けの原因になるだけでなく、葉の組織が固くなって綺麗な紅葉がでなくなりますのでよくありません。
梅雨明けからは置き場を代えたり、寒冷紗やヨシズを掛けて強い日差しから守るように注意してください。

また、風通しも重要な条件で、特に枝葉の込みやすい葉物類では病害虫の発生や下枝の枯れ込みの原因になります。

鉢の間隔を空けたり、障害物をなくすなどの工夫をして、各枝に均等に光があたり風通しのいい場所作りを心がけるようにしてください。

樹種名 日当たり 置き場所のポイント
カエデ 好む 日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
モミジ 好む カエデよりも少し弱いので注意。
日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ケヤキ 好む 日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
イチョウ 好む 日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ハゼ 好む日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ソロ(シデ類) 好む 日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ヒメシャラ 好む 日当たりと、特にフトコロが枯れやすいので風通しがいい場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
クワ 好む日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ツタ 好む日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。
ギョリュウ とても好む 一日通して日当たりと風通しの良い場所に置く。
水切れのないようにする。
ブナ 好む 日当たりと風通しの良い場所に置く。
7月~9月は強い西日を避ける。

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