楓 (カエデ)の魅力
投稿日:2015/03/22 更新日:2020/05/19
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楓(カエデ)はカエデ科カエデ属の落葉高木。
紅葉も植物学上は楓と同じ仲間ですが、盆栽では葉が5~7裂し、かつその切れ込みが深いものを習慣的に紅葉と呼んで区別しています。
盆栽に使われる楓と言えば唐楓(トウカエデ)が代表的で、紅葉よりも樹勢が強く、芽吹きもいいので枝作りがしやすい点も魅力です。
楓の特徴
豊富な楓の仲間
楓には自然交配種やその中間種、園芸品種を合わせると世界に約160種の品種や自然発生種が存在します。
葉は3~9裂し、縁が鋸歯になっているものや滑らかなもの、やや波打っているものなど形や大きさが多様。
盆栽には唐楓や宮様楓(ミヤサマカエデ)の他に、羽団扇楓(ハウチワカエデ)や板屋楓(イタヤカエデ)、麻の葉楓(アサノハカエデ)、瓜膚楓(ウリハダカエデ)、鹿子木楓(カラコギカエデ)なども人気です。
葉性や枝の出方は様々ですが、盆栽に仕立てる場合は子葉で枝の節間が短い性のものがよいとされます。
楓の仲間は同じ親木からの実生でも葉性が異なるものが多くでるので、まずは実生からじっくり作るのがお勧めです。
楓の実
楓や紅葉は葉の美しさを観賞するものなので、花や実を付ける必要はありませんが、花芽のつきやすい性のものを探せば実付きの楓を楽しむこともできます。
花は雌雄同花なので自然に結実し、翼のついた種子が対になって密着した形の実が花の数だけ成ります。
ただし実をつけたままだと樹勢が落ち、翌年の生育が悪くなるのであまり多く付けたままにせず、観賞が終われば早めに切り取っておいたほうが良いです。
楓の繁殖法
楓は発根能力が高く、取木や挿木で簡単に増やすことができます。
実生で育てても生育が早いので幹模様を付けて様々な樹形に仕立てることができます。
楓の主な樹形
楓は強い剪定をしてもよく芽吹き、枝作りのしやすい樹種です。
いろいろな樹形に仕立てることができ、斜幹や模様木、株立ち、石付き、筏吹きなどがあり、寄せ植えにして楓の林を作るものいいです。
楓の枝は立性で、枝がどうしても立って伸びてきますから、次に出る芽の方向を見ながら芽摘みを繰り返し、細やかな枝先に仕立てていくようにします。
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コメント
- 花木くん さん 2020年04月16日15時36分
- はじめまして。
山野草が大好きで、いつも山歩きをしています。
最近、採取したものですが、モミジと一緒に採取した中に、モミジではないような見たこともない新葉が出てきました。
モミジとは少し違うようなので、カエデなのかな、と思っていますが、サイトなどで調べましたが分かりませんでしたので、この木が何という名前で、何の種類なのか教えて下さい。
よろしくお願いします。 - きみ さん 2020年04月17日09時01分
- 花木くん さんへ
これはモミジというより、楓と呼んでやったほうがよさそうですね。ハウチワ楓っぽい葉形ですね
モミジというのは見た目で区別されたただの呼び名で、モミジも楓です。
葉縁の切れ込みが深くて、5~7裂くらいのものをそう呼びます。
交雑を繰り返すなかで、葉の大きさや形はいろいろ出ます。同じ樹の種を播いても前々違うので面白いところですよね - ベー次郎 さん 2020年11月11日21時26分
- こんにちは。私は韓国の盆栽人です。
私が飼っている宮陽紅葉と当紅葉の違いについて情報を探している途中あなたのサイトを見つけました。
韓国の盆栽人たちはこの二つの違いをよく知らない場合が多いので、あなたのサイトで得た情報を韓国盆栽サイトに掲示しようとします。
もちろん情報出処を明らかにしたし, もし問題になったら削除するようにします.
願いがあれば今後もたびたびあなたの情報を韓国の盆栽人に知らせたいです
以上です
https://cafe.naver.com/bonsaicafe/187797 - きみ さん 2020年11月12日08時14分
- ベー次郎 さんへ
こんにちは、韓国からコメントありがとうございます。
サイト拝見させて頂きました。素敵なサイトですね~
自分のサイトのデザインがダサすぎて恥ずかしいです。
ここで書いている情報や写真、イラストはあなたのサイトでしたら、
出典元を書いてくださればお使いください。