櫨(ハゼ)の魅力
櫨(ハゼ)はウルシ科ウルシ属の落葉高木です。
ハゼノキやロウノキ、トウハゼなどと呼ばれることもあります。
昔は、現在のヤマウルシやヤマハゼなどの日本に自生するウルシ科の樹木のいくつかを総称してハゼと呼んでいました。
東南アジアから東アジアの温暖な地域が原産で、日本では関東以西の山野に自生しています。
夏に涼しげに揺れる深緑や秋の紅葉が綺麗で、実生1年生でも見事に紅葉するので小さいうちから楽しむことができます。
ウルシ科の植物なので樹液に触ると人によってかぶれる事があります。ウルシほど強くありませんが、肌の弱い人や長時間扱う場合は手袋をしたほうがいいでしょう。
ハゼの繁殖法
ハゼは実生苗が入手しやすく、花屋や園芸ショップでも寄せ植え風にした苗がよく置いてあります。
種を入手すれば自分で実生を楽しむこともできます。
ただし種は発芽しにくいので、撒く前に一週間くらい水につけてから撒くと良いようです。
ハゼの主な樹形
ハゼの寄せ植え
ハゼは他の葉物類のようになかなか枝が増えにくいので樹形が作りにくいところがあります。
そのため寄せ植えや吹き流し風にして、樹形そのものよりも全体の景色を観賞することが多いようです。
針金は効きやすいので、単独で作る場合は斜幹や文人などにして楽しむのもいいです。
芯を止めれば必ず腋芽が伸びてくるので、細かい芽摘みを繰り返して出た脇芽を大事すれば模様木に作ることもできます。
病気・害虫
斑点病などに注意してください。
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