チリメンカズラ(縮緬葛)の魅力

更新日:2026/05/24(2)

縮緬葛(チリメンカズラ)

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チリメンカズラ(縮緬葛、学名:Trachelospermum asiaticum)はキョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性低木。

テイカカズラの矮性種で、照りのある深緑の細かい葉や紅葉が美しく、古色を帯びた幹も魅力的です。

葉もの樹種に分類しましたが、飾りの席では松柏寄りの強さがあり、主木にしても見劣りしません。太幹の模様木、懸崖、石付き、根上がり風などいろんな樹形にできます。

幹太りは遅いのですが、丈夫で萌芽力が強く、じっくり作っていく楽しさがあります。

チリメンカズラの特徴

チリメンカズラとテイカカズラ

テイカカズラ

チリメンカズラはテイカカズラ(定家葛)の矮性種です。

テイカカズラは古名を「マサキノカズラ」といい、現名の由来は「式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女に執心し続け、ついに葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説」に基づくもの。

テイカカズラは花も咲く種類で、花期は5月~9月頃。最初の開花のあと、いったんは花が終わりますがその後に伸びる蔓の先に再び花が咲き始めます。

白黄色の他、薄ピンクの種類もありプロペラのような形の花がかわいい。

有毒植物で、誤食による嘔吐や呼吸抑制、心臓麻痺を引き起こす危険がある他、白い樹液に触れると被れや炎症を起こす人もいますが、普通に育てているぶんにはなにも問題ありません。

チリメンカズラの葉性

矮性種のチリメンカズラは花は咲きませんが、細かい枝葉や紅葉、持ち込む程に増す幹肌の古色感が魅力で古くから盆栽にして親しまれています。

成長が遅く、幹や枝が太が遅いのですが幹肌は持ち込む程に古色を帯び、強剪定でもよく芽吹く性質があります。

葉の色は深緑色の青葉性や、やや黄緑がかった黄葉性、金芽性の他、斑入りの「初雪カズラ」なども人気です。

葉の形も細長いものや丸味のあるものなどいくつか変種があり、「細葉チリメン」「丸葉チリメン」「縮葉チリメン」などとも呼ばれています。

葉の大きさにも個体差ありますが、大きなものでも刈り込みと葉刈りをしていくうちに段々細かくまってきます。

縮緬葛の葉

縮葉性(左)と、金芽性(右)

チリメンカズラの繁殖法

発根しやすいので取木や挿木が簡単です。

細枝を挿しても発根するので数本を束ねて挿し、全体にふわっと広がった叢生(そうせい)樹形に仕立てても良いと思います。

取木は6月頃が適期です。

チリメンカズラの主な樹形

模様木、斜幹、半懸崖、懸崖、根上がり、石付きなどいろんな樹形に作ることができます。

枝が細く細かいため、針金かけを小枝までやるのは大変です。

基本の樹形は幹模様や役枝のしつけが基本で、比較的太めの枝で向きが悪ければ矯正してください。基本の形ができたら、小枝は刈り込みで枝棚を作っていけば自然と形ができあがってきます。

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