イチイ(オンコ)の剪定
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イチイはとても丈夫な樹種で芽吹きもいいので、剪定によって簡単に枝数を増やすことができます。
逆に芽摘みや追い込み剪定をしないでいると、枝が間延びしたり、下枝や懐枝が枯れるなど、幹と枝のバランスを崩してしまうので剪定や芽摘みは欠かせない作業です。
イチイの若樹の剪定
イチイの若木や種木の剪定は、新芽の動く前の2月~3月に行うといいですが、イチイは大変丈夫な樹種なので厳密にいつと決める必要もありません。
針金かけも同時に行う場合は、10月上旬頃でもいいです。
剪定をすればすぐに腋芽が動き出すほど芽吹きがいいので、不要枝や徒長枝は早めに剪定します。
3月~5月には枝の追い込みをします。
イチイはトショウやシンパクのようにジンやシャリを作ることもできますから、不要枝も場所によっては残しておいて、樹皮を剥ぎ彫刻刀などで削ってもいいでしょう。
剪定した切り口には、必ずカットパスタ-やトップジンMなどの保護剤を塗ってください。
イチイの完成樹の剪定
完成樹や老樹になれば芽吹く力は若木ほど強くありませんが、不要枝や徒長枝は当然でてきますので定期的な手入れは必要です。
伸ばしたい小枝はそのまま伸ばしていいですが、各枝が不等辺三角形か扇型になるように切り戻し、樹形を維持します。
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