エゾマツの剪定

本ページに記載の商品・サービスは広告を含むことがあります。

エゾマツの種木のほとんどは挿木で作られています。

エゾマツの枝の伸びは遅いので、木を太らせるためには剪定はほとんど必要ありません。完成樹でも枝の込みすぎや蒸れ防止のために間引き剪定が行われるくらいです。

若木のうちは樹形作りのための剪定が基本ですが、芽吹きは春に1度だけしかないですから芽摘みをすれば枝が伸びすぎることはありません。

エゾマツは小枝の細やかさと、そこから吹く芽出しの美しさが見所の1つです。

若木の間の芽摘みは、小枝を細かく多く作るためにも欠かせない作業になります。

エゾマツの種木の剪定

エゾマツの種木

エゾマツの種木は挿木3年~5年生のものが多く出回っています。

種木の間は木を太らせるために剪定はほとんどなされていないので、写真のような状態が一般的です。

種木を入手したら、まずは思い切って不要枝や徒長枝を剪定します。剪定の時期は秋(10月~11月)と芽出し前(2月~3月)が適期です。

若木は力もあるので、強い剪定をしても枯れることはあまりありません。

それぞれの種木の特徴を観察して樹形を決め、しっかりとした剪定を行っていかないといつまでもよくならないので、樹形作りの上で不要な枝などは思い切って剪定してください。

エゾマツの完成樹の剪定

エゾマツの枝の伸びは遅いので、完成樹では春の芽摘みをしっかりしておけば枝は間延びすることはなく、樹形も崩れにくいものです。

種木の最初の剪定のように、大きな剪定は必要ありませんが、7月~8月頃になると勢いの強い枝が出てくることがありますので樹冠線にそって切り戻します。

各枝は不等辺三角形か扇形にするのがよいです。

秋には込みすぎた枝を間引き剪定し、各枝の風通しを良くします。

枝組みを作るための追い込み剪定は、秋から3月の間に勢いの強い枝のみに行うことができます。

コメント

この記事へのコメントはまだありません。