花ザクロの剪定
伸びた枝先に付く花ザクロの花芽
一般のザクロは実物類に分類されますが、主に花を観賞するために改良されたものは花ザクロとして花物類に分けられています。
花ザクロの花は花付きがよく八重咲きものが多く、代表的な品種には八重樺、緋の司、後絞りなどがあります。
いずれも開花しても結実することはありませんが花弁数の少ない品種では結実することもあります。
ザクロの花はサルスベリのようにその年に伸びた枝の先につきますから、春から伸びた枝は切らずにそのまま伸ばしておいてください。
あまり強く伸びる枝は5月頃に1度剪定をして、2番芽に花芽を持たせることもできます。
花ザクロの花後の剪定
花ザクロの開花期は6月~8月の間に次々と咲き続けますので、花後の剪定は花が終わったものから1節残して先を剪定してください。
ザクロは対性なので、1節から2本の枝が伸びてきます。
下枝や勢いの弱い部分の枝は2~3節残して剪定するなど、全体のバランスを見ながら剪定します。
また、ザクロは寒さに弱い樹種なので落葉後の切り込みは冬の間の枝枯れの原因になります。
無理な剪定をしないのはもちろんですが、全体の樹形作りのための切り込み剪定は、芽出し前の春先(2月下旬~3月)に行うようにします。
コメント
- 菅村経悦 さん 2024年08月19日15時11分
- 地域は北国盛岡です
庭のハナザクロの花付きがよくありません、花付きが良くないのに樹木はどんどん大きくなって困ります。
降霜季節に落葉しますが、落葉後に剪定と思いますが、やり方が悪いのでしょうか?
樹木は低仕立てしたいのですが、花付きが悪いならこの樹木を庭木にしている意味がありません。
整枝剪定の正しい方法を教えて頂きたい。 - きみ さん 2024年08月25日17時18分
- 菅村経悦 さん
花ザクロなのに咲かないとは~
剪定時期も間違っていないし回答が難しいです
日当たりが悪いとか、強剪定をしてしまうと花付き悪くなることがありますよ
あと、枝が多すぎるとよくないので、徒長枝や要らない枝は元から間引いて、残った枝に力を残すようにするといいと思います。