葉物類に多い病気

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葉物類には、葉を食害する害虫はつきやすいですが、病気はそれほど多くありません。

害虫の排泄物などが原因で、細菌やウィルスが付着して葉の組織上で増殖しうどんこ病が発生したり、炭疽病などの斑点性の病気にかかることがあります。

また、根詰まりなどが原因で根腐病を起こす場合もありますから、日頃から排水性の確保を心がけましょう。

葉物類に見られる病気

葉物類には病気はほとんどありませんが、定期的な薬剤散布や培養環境(通気性、排水性、日当たりなど)を整えておくことが大切かと思います。

また、鑑賞点である葉は濃い薬剤で焼けてしまうことがありますから、濃度の濃い薬剤を1回だけ散布するよりも、出来るだけ薄めの薬剤を回数を増やして散布したほうがいいでしょう。

葉物類の病気の種類と特徴

うどんこ病

うどんこ病

サルスベリの葉に生じたうどんこ病

モミジやカエデ、エノキ、アケビ、カキ、サルスベリやナラ類などの広い範囲の樹種に発生します。

最初は葉の表に白色のカビのようなものが発生し、しだいに拡大して葉の全体を覆うようになります。

葉の他に、新梢や蕾・花など柔らかい組織を浸す場合もあり、その部分がねじれたり曲がったりして奇形になります。

うどんこ病菌は、吸器を組織表面から差し込んで養分を吸い取るので、樹は徐々に弱っていきます。

また、葉の表面を覆うため光合成や同化作用を妨害してしまいます。うどんこ病は春と秋の涼しい時期に多く発生・蔓延しますから、原因となる害虫の駆除や、できるだけ発生初期の段階での薬剤散布を心がけてください。

樹種別の病気(葉物類)

樹 種 主な病気 有効な治療
紅葉
(モミジ)
うどんこ病 ダイセン水和剤、ベニカX、ベンレート水和剤、石灰硫黄合剤などの殺菌剤を散布
(葉が柔らかく弱いので、薬剤は薄めにすること)
楓
(カエデ)
うどんこ病
根腐病
ダイセン水和剤、ベニカX、ベンレート水和剤、石灰硫黄合剤などの散布
排水性の確保
欅
(ケヤキ)
ほとんどなし 害虫(アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意
銀杏
(イチョウ)
ほとんどなし 害虫(アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意

橅
(ブ ナ)

ほとんどなし 害虫(カミキリムシ、アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意
姫沙羅
(ヒメシャラ)
ほとんどなし 害虫(カイガラムシ)に注意
四手
(シデ、ソロ)
うどんこ病 ダイセン水和剤、ベニカX、ベンレート水和剤、石灰硫黄合剤などの殺菌剤を散布

蔦
(ツ タ)

ほとんどなし害虫(アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意
御柳
(ギョリュウ)
ほとんどなし害虫(アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意
櫨
(ハ ゼ)
ほとんどなし害虫(アブラムシ、カイガラムシ、ケムシ類)に注意