ヒメシャラの育て方
ヒメシャラの作業カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
生育状況 | 休眠期 |
芽出し |
花 |
紅葉 |
落葉 |
休眠期 |
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管理場所 | 軒下など |
ムロ出し | 日なた |
半日陰 |
日なた |
軒下など |
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灌 水 (回数/日数) |
1/2~3日 |
1/日 |
2~3/日 |
1/日 |
1/2~3日 |
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施 肥 | 置き肥 |
置き肥 |
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針金かけ | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
芽摘み | ||||||||||||
葉刈り |
ヒメシャラの性質
ヒメシャラはツバキ科の落葉高木。
若木のうちは淡い黄色味のある幹肌は古くなると鮮やかな紅褐色になります。
夏に咲くツバキに似た小花や紅葉も見所です。
似た仲間にナツツバキがありますが、花はヒメシャラよりも大きく、丸味のある葉が特徴です。
ヒメシャラの管理場所
日当たりと風通しのいい場所に置きますが、高山性の植物なので夏の強い日差しは避けます。
強い日差しは葉焼けを起こしたり幹肌の黒ずみの原因にもなるので特に注意が必要です。
寒さには強いですが小さいものは霜に当たらない程度の保護が必要です。
ヒメシャラの灌水
水を好む樹種ですが、与えすぎると枝が徒長しやすくなります。
春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安に、表土が乾いたらたっぷり灌水します。
ヒメシャラの施肥
肥料を与えすぎると枝が徒長するので控えめを心がけます。
5~6月と9~10月の間に油かすなどの固形肥料を与えて下さい。
ヒメシャラの作り方
芽摘み(4月~5月)
ヒメシャラの新芽は伸びやすいので、新芽の先端をこまめに摘み取り細かい枝を作ります。
剪定(12月~2月)
厳寒期を除いた休眠期の間に不要枝や徒長枝を剪定します。
針金かけ
幹や枝に傷がつかないように針金掛けはできるだけ避け、剪定で樹形を作るようにします。
植替え(3月)
若木や小さいものは毎年植え替えをします。 成木は2年に1回を基本にしてください。
根が太りやすいので太くて長い根は短く切り浅い楕円鉢などに植えるとよくなります。
コメント
- しゅうじ さん 2023年11月15日23時51分
- ネットで、ヒメシャラの木にはチャドクガという蛾がつく、チャドクガの毛に触れると大変なことになる・・・・というような記事を見ました。
庭に植えているならともかく、盆栽でも、チャドクガがつくことはあるのですか。
チャドクガの防除策はどんなものがありますか。キミさんがやられていることはなにかありますか。 - きみ さん 2023年11月20日16時17分
- しゅうじ さんへ
チャドクガはツバキや山茶花にもつきやすいと思いますが、ヒメシャラの盆栽で発生したことはないですしそういう話を聞いたこともないですね~。
日当たりや風通しの悪い庭木、公園の植え込みなどに付くことがあるみたいです。
ツバキは日陰でも育つので、チャドクガにも居心地がいいのでしょうね。
大きな椿盆栽に発生することはあるようですが、やはり管理があまり行き届いていないからではないでしょうか。