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真弓(マユミ)の魅力

白実のマユミ

白実のマユミ

マユミはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木~小高木です。

弓材に使われたことが名前に由来で、丈夫でよくしなる枝は、今でも木工芸品材料として欠かせないものです。

ニシキギと同じで秋は紅葉も楽しむことができます。

雌雄異株なので結実させるためには雄木と雌木が必要です。

緑白色の花はあまり目立ちませんが、その実は四角張っていて垂れ下がり、熟すとピンク色に染まって中から橙朱色の仮種皮に包まれた鮮やかな紅い種が顔をだします。仮種皮が白い白マユミも人気です。

ニシキギ属の種類の果実はみな美しく、マユミにもコマユミ、オオコマユミ、ヒゼンマユミなどがあります。また、同属にはツリバナ(吊花)、ムラサキツリバナ、サワダツがあり、盆栽仕立てにしても面白いです。

マユミの特徴

マユミの花(5月~6月)

マユミの花は緑白色で、枝から花序を伸ばして4枚の花びらが平開します。

雌花は4本の雌しべが短く、子房の先(雌しべ)が突起状に長く伸びています。

雄花は雌花と似ていますが、4本の雄しべが長く、中央の突起もほとんど目立ちません。

マユミの花

マユミの雌花(左)と雄花(右)

実をつけるには人工交配が確実です。

雄花の雄しべは最初は赤い膜のようなものに包まれた状態ですが、そのうち膜が破けて黄色い花粉が現れます。

花粉が出てきたら雌しべにつけて受粉させてください。

マユミの実(10月~12月)

マユミの果実は色鮮やかで面白い形をしています。

色はサーモンピンクのような淡紅系の色合いですが、白色の品種もあります。

枝から長い花序を垂らして付く四角張った果実は、まるでイヤリングがつり下がっているように見えます。

秋にはこの果実が割れて中から赤い仮種皮に包まれた種子が顔を出します。

同属のツリバナも似た種子の形をしていますが、マユミの果実と種子の色は同系色で、その微妙なコントラストが美しいです。

マユミの繁殖法

マユミの種木は挿木や取木、接木で増やされています。

雌雄異株なので結実しているものを取木するか、切り取って挿し穂にしください。

マユミの主な樹形

斜幹や模様木、文人、懸崖などいろいろな樹形に仕立てることができます。

マユミの日頃の管理

置き場所

日当たりと風通しのいい場所に置きます。

冬は保護が必要です。

用土

赤玉土を単用します。

灌水

水を好みますので、たっぷり灌水します。

特に夏は水切れのないようにしてください。

春は1日1~2回、夏場は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安としてください。

花に直接水がかからないようにしてください。

肥料

肥料を好むのでしっかり効かせます。

4月~5月と、9月~10月の間に月1回、油かすなどの固形肥料を与えます。

肥料が不足すると実が落ちてしまうのでしっかり与えてください。

病気・害虫

実は野鳥の貴重な食料になります。

かごで覆うなど、鳥除けの工夫をしてください。

                                                   

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

アビシニアン猫(♂)とメダカを飼っています。歴代猫は『アロ』『アズロ』。

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