枸杞(クコ)の魅力

クコ

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枸杞(クコ)はナス科クコ属の半落葉~落葉性低木。雌雄同株。

中国原産の帰化植物で、台湾、朝鮮半島や日本全土の日当たりのいい山野や田んぼの畔道などに自生しています。

若葉は山菜として、実は生食の他ドライフルーツや果実酒に加工されます。

実や葉、根皮は生薬として利用されていて、1960年代に大ブームを起こした自然健康食品の先駆け的な存在の樹です。

7月~9月頃に薄紫色の小花を咲かせ、秋から冬の間に艶のある赤い実が熟します。

暑さや寒さ、乾燥にも強く、やせ地でも良好に生育します。

丈夫で萌芽力が強く剪定でよく芽吹いてくるので育てやすい樹種です。

葉や花にハダニやアブラムシなどの害虫がつきやすく、気がつくと大繁殖して鑑賞上よくないので早めの対策が必要。

クコの特徴

クコの花(8月~9月)

クコの花

クコの花(両性花)

クコの花は濃~薄紫色の漏斗形で、花弁は深く5裂します。

花期は8月~9月頃。

両性花なので花の数だけ結実します。

クコの花芽は今年伸びた枝に8月~9月頃作られ、翌年伸びた新梢の先に開花するので夏以降の剪定は控える必要があります。

節のある枝は若いうちは鋭いトゲがあります。

花言葉に「お互い忘れましょう」とありますが、これは鋭いトゲであなたを刺しますが、代わりに薬効のある私の実や葉、根を差し上げるのですから帳消しにしましょうという意味だとか。

クコの実(10月~12月)

クコの実

クコの実

開花後に結実した実は次第に肥大し、秋から冬の間に楕円形で艶のある真っ

古くから食用に利用されていて、生食の他ドライフルーツや果実酒にも利用されています。

クコの繁殖法

クコは実生や挿木、取木、株分けで簡単に増やすことができます。

クコの主な樹形

どこで切ってもよく芽吹き、強く刈り込んでも花が咲くので作りやすい樹です。

枝は上に真っ直ぐ伸びる性質があるので、小品サイズなら自然で優しい印象の樹形に作るほうが無理がありません。

若い枝は柔らかいですが、古枝や太枝は硬く針金も掛けられませんので若木のうちに幹模様を作っておきましょう。

                                                  

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