残雪草(ザンセツソウ)の魅力
更新日:2019/02/25
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残雪草はキク科ラオウリア属の多年草。
ニュージーランド北島南島の高山地帯が原産で、日当たりのいい砂礫地にマット状に群生しています。
葉には細かい白毛が生えていて銀白色の光沢があり、寒さや乾燥した環境に適応するために葉を密生させた姿が苔のようで美しい草。
夏に淡黄色の小花を咲かせます。
石付きや寄せ植えに最適ですが、暑さや蒸れに弱く平地での保ち込みが難しい植物で、ほとんどが夏場に枯れてしまうようです。
残雪草の管理
管理場所
高山性の植物で、涼しく風通しと水はけのいい環境を好みます。
春先は屋外の陽のあたる場所でいいですが、夏場は涼しく風通しのいい日陰で管理してください。
生産地は東北地方の涼しい地域ですが、夏場は冷房のあるハウス等で扇風機をまわして培養しています。
そのため平地では屋外の栽培が難しく、光量と空調管理ができる室内での培養のほうが適しています。
用土
市場に出回る残雪草の苗のほとんどは荒目の鹿沼土に入ったポットに植え付けられています。
涼しい培養場では適した用土ですが、これを低地で育てるには用土の条件を見直さなくてはいけません。
基本的には砂礫地など水はけのいい土壌を好みますから、用土は小粒の赤玉に桐生砂、鹿沼土、日向土、矢作川砂など水はけのいい用土を混ぜたものを使うといいでしょう。
水やり
乾燥に強いので、水もかなり控えめ。
なるべく雨にも当てないようにしてください。
中まで乾いたら与えるくらいでよく、霧吹きで葉水をしたほうが適しています。
夏場は原則日陰管理なので、1日1回でも充分。夏の多水はたちまち蒸れて枯れてしまうので注意してください。
肥料
春と秋に1回緩効性肥料を与えてください。
水やり代わりに薄めた液肥をときどき霧吹きなどで葉に与えてもいいです。
植え替えと繁殖
植え替えは春か秋にできます。
株が込み合ってきたら株分けして増やしてください。
伸びたランナーの接地面から根がでることがあるので、切り離して増やすこともできます。
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