タンポポ(蒲公英)の魅力
更新日:2026/05/24(2)
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タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)はキク科タンポポ属の落葉生多年草。
タンポポという音は日本でうまれた呼び名で、花を横からみた形が鼓に似ていることから、その鼓の音を名にしたとか、稽古槍の先につける「たんぽ」に見立てて「たんぽ穂」となったなど諸説あるようです。
タンポポの種類
ひとことにタンポポといっても、ユーラシア大陸に様々な種があり、日本にも約10種の古来種が分布しています。
日本には北からエゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポなどがあります。平地性のタンポポのほとんどは普通の2倍体種なので、地方変種が大きくでますが、3倍体種のエゾタンポポや5倍体種のシロバナタンポポなどは繁殖が特殊で、クローンの種を作ったり、不稔性の性質を持ちやすい希少種です。
このようにタンポポには変種や亜種、園芸種を含めるとかなり種類が多く、一時は細かく分類する動きもあったようですが、これらの在来タンポポは変異が大きい上に中間種も多いため分類が難しく、現在は大きな分類に分けるに留まっています。
さらに、低温や凍結などといった高山特有の環境に適応したミヤマタンポポやクモマタンポポなどの高山性の種類もあり、業者や愛好家が産地の名を付けたものが細々と流通しています。
盆栽の草としては草丈が短く花も小ぶりな「夕張タンポポ」や「日高タンポポ」「利尻タンポポ」などと呼ばれる種類が愛されていますが、最近は見かける機会も少なくなってしまいました。
在来タンポポと外来タンポポ
筆者の子供時代は日本の道ばたや野原のような日当たりのいい場所におおきな群生をつくっている景色を当たり前のように見かけたのですが、土地開拓が進んだ現在ではほとんど見ることができなくなり、実際にその分布域や個体数も減っています。
元から日本には、上記のような日本古来の在来種のみが存在していましたが、明治初期頃にヨーロッパ産の「セイヨウタンポポ」が乳牛の食用にと放牧地に導入後されてからは、いつの間にかその勢力図が在来種と入れ替わり、今では在来種を見つけることのほうが難しくなっています。
タンポポの管理
夕張タンポポの花
花期は3月~5月。在来種の花期は春の短い期間ですが、外来種のタンポポは夏の間も花を咲かせます。
これらの種類のタンポポは、平地や暖地とは自生する環境が異なるため、特に高温多湿の時期には注意が必要になります。
鉢管理で水が多いと根腐れしやすいので、水やりは他同様、乾いてきてから与えましょう。少し葉が萎れてくるくらいまで待つのが理想ですが、乾きすぎが心配な場合は、砂を敷いて管理してください。
春からは陽光たっぷりで風通しのい場所で管理し、夏は強い日差しは避けた半日陰~明るい日陰で涼しく過ごさせることがポイントです。
管理が上手にできれば小さい鉢で長年持ち込むことも可能で、葉も小さくなります。
子株が増えることはないので、繁殖は実生からになりますが3倍体のため発芽率はよくありません。
植え替えは2年に1回くらいでよく、鉢がきつくなったら行いましょう。直根性で、根を切ると枯れてしまうので根は切らずに古土を更新する程度にしてください。
肥料もほとんど必要ありませんが、時々薄めたハイポネックスや活性剤を水やり代わりにやると元気よく、葉色もよくなります。
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