スミレ(菫)の魅力
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「スミレ」はスミレ科スミレ属の植物を総称した名前で、パンジーやビオラなどの外来種や園芸品種もスミレ属の仲間。
私たちがよく知るスミレは、日本原産の山野草の一種で、日本の至る所の道端や野原、里山などで見かける古くから馴染みのある野花です。
八重山屋久島スミレ
スミレは交雑しやすいので類似種や近縁種が非常に多く、自生地による個体差も大きいのでこれらを分類するのは大変なようです。
日本の至る所の道端や野原、里山などで見かける野草で、淡~濃紫や白、紺、黄色の花を咲かせます。
盆栽で使われる山野草としてのスミレは、肥後スミレや石垣スミレ、屋久島スミレなど、葉や花が小さくて可憐な品種が好まれます。
花期は品種により違いますが早春から秋口までの成長期の間に次々と蕾を立ち上げ咲き続けます。
スミレの花は特徴的な形をしていて、花弁は5弁で上部に2枚、下両脇(側弁)に2枚、下中央の唇弁は後ろ部分が突き出し袋状(距)になっています。
側弁や唇弁には縞模様が入っていて、虫を密の場所を知らせて寄せ付ける役割をしていると言われています。
スミレの花
丈夫で育てやすい草で、少々の水切れでも腰水をしておくと復活しますが過乾には注意してください。
強い日差しは避け、明るい日陰~半日陰で管理してください。
肥料も多くは必要ありませんが、夏から秋の間に月1~2回くらい、油かすを小さくしたものや薄い液肥を与えるとよいでしょう。
根は太くて短い地下茎で、株分けで増やすことができます。
溢れ種でいつの間にか増えていることもあります。
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