糸辣韮(イトラッキョウ)の魅力
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糸辣韮はユリ科アリウム属の多年草で、原種は長崎県平戸島のみに自生する固有種です。
アリウム属には農作物のネギやニンニク、タマネギ、ラッキョウなども含まれていますが、糸辣韮は山野草の扱いとして各地で栽培され、いくつかの原種や園芸品種があります。
見た目はラッキョウのミニチュアのような草で、地際に球根を作って糸のように細い葉を伸ばします。
花期は8月~11月頃。
「千島辣韮(チシマラッキョウ)」や「紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)」は、普通淡紫色で白花もあり、細い花茎の先に鐘形の花が玉状~放射線状に複数つきます。
紀伊糸辣韮(左)と白花糸辣韮(右)
白や薄ピンクの花弁が梅の様に開く矮性の「梅花糸辣韮(ウメバナイトラッキョウ)」や、梅花に似た花が多数散形状に咲く「鈴振糸辣韮(スズフリイトラッキョウ)」と呼ばれる品種もあります。
梅花糸辣韮
灌水は普通~乾き気味でよく、夏場は過水による根腐れを起こしやすいので注意してください。
剥がれた薄皮や枯れた葉は小まめに取り除き、蒸れないように気を付けましょう。
肥料はさほど必要なく、春~梅雨時期の間に油かすを小さくしたものや薄い液肥を時々与えると花付きがよくなるようです。
小品盆栽としては、小鉢で培養すると締まった添え草となります。
植え替えは根を切っても平気ですが、あまり強く刈り込まないように。締めて培養するので頻繁に植え替えする必要はなく、根鉢がいっぱいになったら株分けで増やしてください。
コメント
- まきの さん 2019年02月05日21時42分
- キミさん、はじめまして。
盆栽に興味を持ち始めて出会ったのがこのサイトです。
一昨年前、地元の山野草展で「姫ラッキョウ」を見つけ、つぼみのかわいさに購入したのですが、「姫ラッキョウ」で検索してもヒットせず、どうやら「イトラッキョウ」と同じものだということがわかりました。
私の購入したものは、緑色の葉の部分だけが地上に出ていますが、キミさんの写真を見ると球根(?)の白い部分もかなり地上に出ていますね。
私ももっと浅く植えなおしたほうがいいのでしょうか?
また枯れた葉は外側からはがすように抜いてしまっていますが、ハサミで切るほうがいいですか?
教えていただけるとうれしいです。 - きみ さん 2019年02月06日08時28分
- まきのさんへ
こんにちはー。
根元の球根みないなのは年季と共に太って盛り上がってくるものなので、今浅く植える必要はないですよ。無理にやっちゃうと安定しないので
あと葉っぱは、無理に剥がると球根傷めちゃうので、鋏で元から切ってください。手でとれそうなのは私もむしりますけど。
これからも盆栽びよりをどうぞ宜しくお願いします。 - まきの さん 2019年02月12日20時09分
- きみさん、お返事ありがとうございました。
根元はだんだんと盛り上がってくるものなんですね。
勉強になりました。
もりもりしてくるまで、がんばって育てます。
これからもよろしくお願いします。