イタドリ(虎杖、痛取)の魅力

イタドリはタデ科ソバカズラ属の落葉性多年草です。

日本を始めとする東アジア原産の植物で、地下茎を伸ばして一気に成長する強靱な性質は、先住種の植生を脅かす程です。

茎には多数の節があり、節から交互に葉がでます。若葉にピンクの斑が入る斑入りイタドリもあります。

花期は7月~10月。沢山の紅色の小花を付けます。雌雄異株で秋には3枚の翼がある種子が風にのって飛散し繁殖します。

繁殖力が強いので、寄せ植えにする場合は少量にするのがお勧めです。

茎の部分はやや酸味がありますが、日本の一部の地域(高知県)では春伸びた若い新芽を山菜として食べるようです。

肥沃な場所では高さが2メートルほどになりますが、鉢植えでは小型化し、春に1~2回摘心することで草丈を抑えることができます。

育ちすぎないように施肥はしないで生育を抑え、伸びすぎた葉は切り取って全体を小さく仕立てます。

植え替えは2年に1回が目安。

植え替え時の株分けや実生、摘心した穂を挿し芽する方法で増やすことができます。

コメント

小田 洋 さん 2017年06月07日15時24分
参考になりました。
今月6月に挿し芽をやってみます。
msy さん 2024年06月21日01時09分
いつも盆栽育て方を参考にさせて頂き大変勉強になります。
斑入りイタドリを購入しました。
山野草盆栽として育てて行きたいのですが、草丈は5cm程度です。

他にセキショウを育てており、他YouTubeで6月でもすべて葉刈りが可能との事で刈ってみた所、少しづつ新芽が出てきています。
他の草とおなじようにイタドリも6月ですが、葉刈りしても大丈夫なのでしょうか?


それと本鉢に植替え管理したいなぁっと思っているのですが、植え替えは春(3-4月)が良いでしょうか?
きみ さん 2024年06月21日11時39分
msy さん

イタドリ葉刈りOKです
斑入りはもってないのでどうかな、元気なら多分大丈夫です。

植替えは春が適期ではありますが、繁殖力の旺盛な草物は真夏以外はいつでもやっています。
ついでに株分けや挿し芽していろいろ実験してみると面白そうですね。

挿し芽する時は最初から小さい鉢に挿しておくと締まったものができますよ~
msy さん 2024年06月27日17時39分
キミさん
早速のご回答ありがとうございました。

草物は元気なら葉刈りOKそうですね!
買ってきたばかりでベランダの環境にあってないようで、午前中の直射日光で若干葉焼け気味。
枯れ葉を取ったりと日陰管理で現在様子見中です。

3号駄鉢で売っていたので、まだまだ草丈も小さく葉刈りしようと足元を見てたら刈った後がある枝もあったので、春に葉刈りした株?なのかなっと思い、色々いじりたい衝動を抑え、今回は葉刈りせずに春に植え替えて、背が大きくなってきてたら葉刈りしてみようかと思います。

植え替えに関しては真夏以外ならいつでも大丈夫なのですね、とても勉強になります!!
春の植替え時に株分けや挿し芽など実験しつつ、小さい鉢に株分けしてみたくなりました。
ありがとうございます\(^o^)/