イタドリ(虎杖、痛取)の魅力

イタドリはタデ科ソバカズラ属の落葉性多年草です。

日本を始めとする東アジア原産の植物で、地下茎を伸ばして一気に成長する強靱な性質は、先住種の植生を脅かす程です。

茎には多数の節があり、節から交互に葉がでます。若葉にピンクの斑が入る斑入りイタドリもあります。

花期は7月~10月。沢山の紅色の小花を付けます。雌雄異株で秋には3枚の翼がある種子が風にのって飛散し繁殖します。

繁殖力が強いので、寄せ植えにする場合は少量にするのがお勧めです。

茎の部分はやや酸味がありますが、日本の一部の地域(高知県)では春伸びた若い新芽を山菜として食べるようです。

肥沃な場所では高さが2メートルほどになりますが、鉢植えでは小型化し、春に1~2回摘心することで草丈を抑えることができます。

育ちすぎないように施肥はしないで生育を抑え、伸びすぎた葉は切り取って全体を小さく仕立てます。

植え替えは2年に1回が目安。

植え替え時の株分けや実生、摘心した穂を挿し芽する方法で増やすことができます。

コメント

小田 洋 さん 2017年06月07日15時24分
参考になりました。
今月6月に挿し芽をやってみます。