錨草(イカリソウ)の魅力
更新日:2018/11/27
錨草・碇草(イカリソウ)はメギ科イカリソウ属の落葉性多年草。
花の形が錨(イカリ)のような得意な姿をしていることからその名前が付いています。
アジア~南ヨーロッパにかけて広く分布していて、世界には約60種。日本にはそのうち5~6種が知られていて、自生種は東北地方以南の森林に見られます。
花期は3月~4月頃。
淡い紫色に花弁に密をためる距(キョ)が四方に突出した錨草を始め、花弁に距がなく白色の梅花錨草(バイカイカリソウ)、淡い黄色花の黄花碇草(キバナイカリソウ)、常緑の常盤碇草(トキワイカリソウ)などがあります。
変種や園芸品種や中国からの帰化種など数多くの品種があり花色や形も様々で、葉の大きさも大葉から小葉性までいろいろあるので、愛好家の中でも人気のある山野草の1つ。
バイカイカリソウ(左)と黄花種のイカリソウ(右)
頑丈な根茎があり、株分けで増やすことができます。
自生地を考慮して夏場は涼しい場所を確保してあげましょう。
肥料は控えめでよく、時々灌水かわりに薄めたハイポネックスを与えてください。
コメント
この記事へのコメントはまだありません。