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一つ葉(ヒトツバ)の魅力

更新日:2019/07/04

一つ葉(ヒトツバ)の魅力

一つ葉はウラボシ科ヒトツバ属(ノキシノブ属)の常緑シダ植物の総称。

日本や東南アジアの温かい地域に自生していて、葉が一枚だけなのでその名がついています。

岩の上や大木の樹皮など、乾燥した場所を好む着生植物で、自然界では胞子で新しい群生を作り、針金状の固い匍匐茎が広がって根を伸ばしながら増えます。

桜の枝に着生しているヒトツバ

桜の枝に着生しているノキシノブ(左)とその胞子葉(右)

葉は細長い楕円形で厚みがあり、葉の表面には毛が密生。

葉裏に胞子嚢を付ける胞子葉と、普通葉があります。

ヒトツバの仲間

ヒトツバの品種

山野草の分野ではいろいろな品種が珍重されています

ヒトツバ属の仲間には、葉が垂れ気味の岩垂一つ葉(イワダレヒトツバ)や、立ち気味の矢羽根一つ葉(ヤバネヒトツバ)、先端が縮れた獅子葉一つ葉(シシバヒトツバ)、斑入りの品種などがあります。

ノキシノブ属には、ノキシノブやその矮性種、コウラボシなどがあり、どちらも盆栽の添え草として使われます。

単植えにしてもよいですが、乾燥に強い他の草木と寄せ植えにしたり、石付けなどにしてもよく育ちます。

一つ葉の育て方

本来半日陰の場所に自生している草なので、夏の強い日差しでは葉焼けして傷むことがあります。

乾燥を好む丈夫な草なので、風通しのいい明るい場所を確保してあげれば、水もこぼれ水程度で充分。

瓦に付けた一つ葉

瓦に付けたもの。半日陰でほとんど乾いた状態で管理している

鉢で育てるとつい過水になりがちで、石や瓦などに付けたもののほうが生育がいいようです。

肥料もあまり必要としませんが、時々薄めた液肥を葉水感覚であげると葉色がよくなり元気に育ちます。

耐寒性はさほど強くないので冬は霜に当てないよう保護が必要。冬場は葉を落とすことがありますが温かくなってくると復活します。

植え替えの必要はあまり無い草で、増えたら株分けしてください。

コメント

シダ好き さん 2019年08月16日17時41分
ページ内の上から1、2-3つ目の画像はノキシノブ(ノキシノブ属)です。

ヒトツバは人家の石垣で栽培する方もいらっしゃいますが、鉢植えにするのも面白いですね。
きみ さん 2019年08月17日10時48分
シダ好き さんへ
ご指摘大変ありがたいです
少し直しました^^
以前他のかたにもノキシノブという植物だと教えていただいてそのままにしていました
怠惰な私をお許しください。
今後とも宜しくお願い致します!

都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

動植物好きの猫飼いです。歴代猫は『アロ』『アズロ』。現在は雄のアビシニアンと一緒です。

ほとんど籠って盆栽いじってますが、盆栽教室やミニ盆栽屋「てのひら盆栽しんとう」も定期的に企画、出店しています。

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