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木瓜(ボケ)の魅力

更新日:2019/12/23

木瓜の魅力

木瓜(ボケ)はバラ科ボケ属の落葉低木。別名「唐木瓜(カラボケ)」。

平安時代に中国から日本に渡来した植物で、古くから花を楽しむために多くの園芸品種が作出されています。寒中に咲く早咲きの寒木瓜(カンボケ)と、遅咲きの春木瓜(ハルボケ)に大きく分けることができます。

庭木や公園樹として広く利用される他、盆栽としても人気の樹種。

同じボケ属で日本原産種の草木瓜の矮性種「長寿梅」より花が大きく、枝打ちも荒い性質がありますが、豊かな花芸と枝太りの良さが魅力です。

木瓜の特徴

花色豊富で多彩な品種

木瓜の花

緋木瓜の紅小町(左)と更紗とピンクの咲き分け(右)

木瓜は古くから花を楽しむために多くの品種が作られていて、花色が豊富です。

大輪咲きから小輪の一重咲きや八重咲き。枝変わり品種の他に実生による自然発生種もあり200を超える品種が存在します。

緋紅色の「紅小町」や「緋の御旗」などの緋木瓜をはじめ白花の「白寿」やピンク花の「宴」、黄緑花の「金鵄殿」などがあり、同じ株に白と紅が咲く「咲き分け」や「更紗」「絞り」「覆輪」咲き品種などがあり、愛好家により新品種が作出されています。

木瓜の実

果実は7月~8月頃に黄色く熟し、甘い香りを放ちます。

花梨の実にも似た実は、瓜に例えられて「木瓜(モケ)」と漢名が付き、それが転じてボケと呼ばれるようになりました。

木瓜の主な樹形

木瓜はヒコバエの出やすい性格で、公園や植木では株元からたくさんの枝が叢生状に群がって広がった姿を見かけます。

盆栽ではそれに習ってヒコバエを活かしたり挿木苗を束ねて株立ちに作られる他、素材によって模様木や斜幹、懸崖などにも仕立てられます。

やや枝打ちが粗く、細かい枝を作りにくいので長寿梅のような作り込んだミニ作りは難しいですが、剪定や芽摘みで小枝もよく出来る樹種なので、じっくり作る楽しみがあるのも魅力です。

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木瓜(ボケ)の育て方

木瓜は日本全土に自生している耐暑性、耐寒性ともに強い樹ですが、特に温暖地でよく育つ傾向があります。日陰でも育ちますが花付きが悪くなるので、日頃の培養は日当たりと……

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

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