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ズミ(酸実)の魅力

ズミはバラ科リンゴ属の落葉小高木で、リンゴに近縁な野生種です。

ズミの語源は「染み」を意味していて、樹皮から黄色の染料を取っていたことから名付けられました。

カイドウやリンゴ、ナシに似ていることからヒメカイドウ、ミツバカイドウ、深山カイドウ、小リンゴなどの和名があります。
果実の黄色い品種の黄ズミは小梨とも言われます。

濃いピンクの蕾は開くと真っ白な花になり、秋に熟す赤い果実もかわいらしく、花と実の両方を楽しむことができます。

近縁種で八重咲きの花カイドウも花が美しいですが、雌しべが退化しているものが多くあまり結実しないため実物盆栽には向きません。

実付きをよくするためには、姫リンゴや花カイドウなどの近縁種を近くにおいておくとよく、人工授粉も効果的です。

ズミの特徴

ズミの花(5月~6月)

ズミの花

ズミの蕾と花

ズミの花は蕾のうちは赤~濃いピンク色をしていますが、展開するにつれて次第に真っ白になり、満開になると一層綺麗です。

花は上を向いて咲きます。

花カイドウは下を向いて咲くので見分けが付きます。

ズミの実(9月~10月)

受粉した花は次第に子房が膨らんできて、柄の先に淡緑色の丸い実を下げます。

秋にはこれが熟して赤くなり、まるで小さなリンゴのようです。

実が黄色い品種の黄ズミ(黄実ズミ)は、ナシの実に似ていることから小ナシとも呼ばれます。

ズミの繁殖法

ズミの種木は挿木や取木、接木などで増やすことができます。

ズミの主な樹形

斜幹や模様木、懸崖などいろいろな樹形に仕立てることが出来ます。

実成りがいいので小品盆栽でも人気です。

ズミの日頃の管理

置き場所

日当たりと風通しのいい場所に置きます。

夏は強い日差しを避けて遮光し、葉焼けを防ぎます。

用土

赤玉土を単用します。

灌水

表土が乾いたらたっぷり灌水します。

春は1日1~2回、夏場は1日2~3回、秋は1日1回、冬は2~3日に1回を目安としてください。

実が大きくなるまでは水切れに特に注意してください。

肥料

5月~6月、9月~10月に油かすなどの固形肥料を月1回与えます。

病気・害虫

アブラムシ類や、カイガラムシ類がつきます。

                                                                                   

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

動植物好きの猫飼いです。歴代猫は『アロ』『アズロ』。現在は雄のアビシニアンと一緒です。

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