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山桜桃(ユスラウメ)の魅力

更新日:2017/11/13

山桜桃(ユスラウメ)の魅力

山桜桃はバラ科サクラ属の落葉低木。

中国原産で、庭梅(ニワウメ)やその変種の庭桜(ニワザクラ)に近い仲間です。

日本には江戸時代には既に渡来していて、庭園などに植えられていました。

「ウメ」の名前が付いていますが、花は白色で桜によく似ていて、サクランボに似た赤くて小さな実をたくさんつけます。鈴なりに実がなっている様子を首飾りを付けた女性に見立てて『櫻』(現在ではサクラを意味します)という字が当てられていました。

花も楽しめるうえに果実も見栄えがよく、病害虫や暑さ寒さにも強い丈夫な樹種なので昔から人気があります。

山桜桃の特徴

山桜桃の花(4月)

ユスラウメの花

山桜桃の花

山桜桃の花は花弁が白色で桜によく似ています。

白花が多いですが、淡紅色もあり。花期は短く、花後に結実します。

庭梅と庭桜

庭梅(左)と八重咲き庭桜(右)の花

近縁種の庭梅や庭桜も似た花をしていて、八重咲きのものは結実こそしませんが花付よく見応えがあります。

山桜桃の実(6月)

山桜桃(ユスラウメ)の実

山桜桃は初夏に赤いサクランボのような実を付けます。

果実は酸味が少なく控えめは甘さなので、そのまま生食にしたり加工してジャムや果実樹などにもされます。

山桜桃の繁殖法

山桜桃の種木は、実生や挿木、接木、株分けで増やすことができます。

品種により秋挿しも可能で、落葉後の枝を上手く挿しておくと春に芽吹き発根します。

実生でも3~4年で実がつくようになります。

山桜桃の主な樹形

斜幹、模様木、懸崖などの樹形に仕立てることができます。

樹皮が荒れるので早くから老木の感じを出すことができます。

山桜桃の日頃の管理

置き場所

日当たりと風通しのいい場所に置きます。

日照時間が短いと実付きが悪くなりますが、日焼けによる害もおきやすいので特に夏の西日には注意してください。

用土

赤玉土を基本用土に水はけのよい用土を使ってください。

灌水

過湿を嫌いますので、初夏にかけては乾かし気味にしてください。

春は1日1~2回、夏場は1日2~3回、秋は1日1回、冬は2~3日に1回を目安としてください。

肥料

3月~4月と、9月~10月の間に月1回、油かすなどの固形肥料を与えます。

病気・害虫

新芽や花にアブラムシが付きやすいので、敵的な薬剤散布で防除してください。

                                                   

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

アビシニアン猫(♂)とメダカを飼っています。歴代猫は『アロ』『アズロ』。

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