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金豆(キンズ)の魅力

更新日:2019/02/19

金豆の魅力

金豆(キンズ)はミカン科キンカン属の常緑低木。雌雄同花。

金柑(キンカン)の矮性種で、別名を豆金柑(マメキンカン)、姫金柑といいます。

中国南東部や香港、台湾の暖かい地域が原産で、初夏に咲く白い小花は目立ちませんが、秋から冬に青実から橙色に熟す果実が見所です。

暖地性の植物なので、冬の管理に注意が必要ですが丈夫で育てやすい樹種。

「ダイダイ(橙)」に近い「マートルカン(別名:キノットオレンジ、マートルリーフオレンジ)」という品種も葉や実が小さく、豆盆栽向きです。

金豆の特徴

金豆の花(6月~8月)

金豆の花

金豆の花は初夏~夏の間に開花します。

小さな5弁の白花で、花後に小さな青い実がとまり、徐々に大きくなって秋には1cmくらいの橙色の実が熟します。

花付き実付きはよく、花芽はトゲのある枝の脇に複数つきます。

金豆の実(10月~1月)

金豆の実

花後に青く小さな実が結実し、これが段々大きくなって秋~冬には1cmくらいの橙色の実が熟します。

一箇所から複数の実が成るので徐々に間引きましょう。

実は2月頃まで見られますが、付けたままだと翌年の花芽が付かなくなるので年明け頃には摘果して、樹勢回復させてください。

実には果肉はほとんどなく、2~3個の種が入っていて実生を楽しむことができます。

金豆の繁殖法

金豆は実生や挿木、根伏せ、接木、取木などで増やすことができます。

挿木は太枝やコブでも発根するので、親木があれば太幹の面白い素材が沢山できます。

実生は網伏せ等で面白い曲の実生苗が得られるのでオススメ。摘果後に種を取り出し、果肉を良く洗って3月頃に播いてください。

金豆の主な樹形

模様木、斜幹、根上がり風などいろいろな樹形に出来ます。

芽吹きが良いので強剪定での大胆な改作も可能。

ただし幹枝は真っ直ぐ伸びる性質で、古くなると硬く折れやすくなってしまうので、若い枝に針金などで模様付けしておきましょう。

金豆の病害虫

病害虫には強い方ですが、葉にハマキムシやハモグリバエの幼虫がつくことがあります。

関連ページ

金豆(キンズ)の育て方

暖地性の植物で、日照に強い樹ですから、日当たりと風通しのよい場所で育てます。春から秋まではよく日の当たる場所に置きます。寒さには弱いので12月には保護し、外気温……

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都内のベランダから盆栽を始め、現在は盆栽のために郊外に土地を得て暮らしています。小さい盆栽を中心に山野草や鉢作りを楽しんでいます。

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