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ベニシタン(紅紫檀)の魅力

ベニシタンはバラ科シャリントウ(コトネアスター)属の常緑低木です。

原産は中国で日本には自生していません。 属名のコトネアスターという名前でも知られています。

葉も実も小さく、盆栽に向いている樹種です。

ベニシタンには矮性や斑入りなどの園芸品種も多く、盆栽はもちろん庭木にしても楽しまれています。

淡紅色の花は小さく目立ちませんが、実成りがよく、秋には赤い果実が鈴なりにつきます。

同じ仲間で枝変わり品種のシロシタンがありますが、花は白く、ベニシタンより大きめの赤い果実がなります。

ベニシタンの特徴

ベニシタンの花(5月~6月)

ベニシタンの花

ベニシタンの花:花の名前を調べる

ベニシタンの花は淡紅色で、枝の基部に並ぶようにつきます。

小さく目立ちませんが、花の数だけ結実する実成りのいい樹種です。

シロシタンの花

ベニシタンの花:yamato2006改!!

枝変わり品種のシロシタンは、花の色が白いことで区別されます。

シロシタンも実付きがいいので、花の数だけ結実します。

果実は赤く鮮やかですが、ベニシタンの実のように光沢はなく少し大きいのが特徴です。

ベニシタンの実(9月~12月)

ベニシタンの実

ベニシタンの実:らい君とわたしのさんぽ道

秋には結実した実が熟して、鮮やかな赤い実を見ることができます。

ベニシタンは結実がよいので秋の盆樹としては定番の人気樹種の1つです。

ベニシタンの繁殖法

ベニシタンの種木は挿木や取木でもよく増えます。

ベニシタンの主な樹形

斜幹、模様木、懸崖、寄せ植えなどの樹形に仕立てされることが多いです。

枝は良く枝分かれしますが這う性質が強く、水平に広がるので懸崖に向きます。

萌芽性が強いので剪定や針金を掛けて樹形を整えてください。

ベニシタンの日頃の管理

置き場所

日当たりと風通しのいい場所に置きます。

よく日に当てることで実付きが良くなります。

暑さや寒さに強い丈夫な樹種です。

用土

赤玉土を単用します。

灌水

水を好みますので、たっぷり灌水します。

特に夏の水切れには注意してください。

春は1日1~2回、夏場は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安としてください。

花に直接水がかからないようにしてください。

肥料

肥料を好むのでしっかり効かせます。

4月~6月と、9月~10月の間に月1回、油かすなどの固形肥料を与えます。

病気・害虫

アブラムシがつきやすいようです。

                                                   

コメント

ren さん 2017年12月15日11時07分
キミさん 初めまして。
ほぼほったらかしにしているこのベニシタン、こちらは北海道函館近郊の町の住民です。
冬何も無いこの時期に赤い実を着けてくれるのがとても嬉しい気持ちになります。
下記は私のHPです。お時間がある時はお立ち寄り下さい。


http://hamaren.sakura.ne.jp/
きみ さん 2017年12月16日13時18分
renさん
はじめましてコメントありがとうございます。
北海道の寒さは関東とは比べものにならないのでしょうね。
つややかで真っ赤な実が雪に映えて美しい!
HPじっくり見させていただきます<(_ _)>