オウバイ(黄梅)の魅力
オウバイはモクセイ科ソケイ属の半落葉性つる性低木です。名前に梅の字が当てられていますがウメの仲間ではありません。
早春に花が咲くため原産国の中国では『迎春花』といわれています。
香りの高いジャスミンの仲間ですが、この種類は香りが弱いようです。
茎は四角く角張っていてつる状に伸びます。
株立ち状で這う性質が強く、地に接する部分からすぐ発根してしまうほどです。
黄色いラッパのような花もかわいらしく、あまり大きくならないので小品盆栽にしてもよいものです。
矮性の姫オウバイや仲間のソケイやヒメソケイも盆栽に作られています。
オウバイの特徴
オウバイの花(2月~4月)
オウバイの花
早春に鮮やかなレンギョウにも似た黄色の花を咲かせます。
花柄は長く高杯形で花弁は6枚。
花芽分化期は10月頃で、肥料をしっかり効かせることにより翌年には多くの花が咲きます。
春から伸びる枝を次々に剪定して枝を多く出させるとより多くの花がつきます。
オウバイの繁殖法
オウバイは発根がよく、新しい枝を挿しても発根します。
挿木や取木、接木、株分けで増やすことができます。
オウバイの主な樹形
斜幹、双幹、模様木、懸崖など様々な樹形に作られています。
灌水は肥料を多くしすぎると枝の節にコブができ、美観を損ねてしまうので加減が大切です。
若枝は勢いがあり、真っ直ぐ伸びてくるので若いうちに針金などで形を作っておく必要があります。
オウバイの日頃の管理
置き場所
日当たりと風通しのいい場所に置きます。
夏は西日を避け半日陰で育てます。冬は保護が必要です。
用土
赤玉土を単用します。
灌水
過湿になると根腐れを起こしやすいので用土が乾いてからの灌水を心がけてください。
春は1日1~2回、夏場は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安としてください。
夏の水切れに注意してください。
肥料
4月~6月と、9月~10月の間に月1回、油かすなどの固形肥料を与えます。
病気・害虫
あまり病気や害虫はありませんが、まれにハマキムシが発生します。
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