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草物類の仲間

草物類

草物盆栽に使われる山野草は、樹木盆栽と同様に自然の景観や四季を写して観賞されます。

草物はそれ自体を単独で飾って観賞するというよりは、樹木盆栽の添えとして飾ることが多いです。

このような草物盆栽を下草といい、それ自体は決して目立たなくても、主役を引き立てながら季節感を演出してくれます。

樹木盆栽とくらべて目立たない存在の山野草ですが、実は飾りの席でとても重要な役割をしていて、四季を通じて変化に乏しい松柏類では特に大切な役割と言えます。

樹木盆栽のように時代美や自然の厳しさを表現するものではないけれど、優しく可憐な姿はそれだけでも充分に存在感があり、山野草の愛好家も少なくありません。

草物類の管理

草物類も樹ものと同じように、灌水や施肥、植え替えを行います。

葉が大きくなって草姿が乱れるものはあれば剪定をして整えます。

草物類の置き場所

種類によっては日当たりのいい場所を好むものもありますが、基本的には半日陰~明るい日陰で管理します。

夏の間は西日に当たると、根ごと葉が溶けてなくなってしまうことがあります。

夏は涼しくて明るい日陰におくようにしてください。

冬の姿

草物の冬の状態(ちゃんと生きてます)

草物は丈夫で寒さにも強く、多年草ならば土が氷っても生きています。

気温が下がると草も休眠状態になり、地上部が枯れてなくなってしまいます。

ここで水やりを忘れてそのまま枯らせてしまうことがあるので注意してください。

冬の間は乾風に当たらないように発砲ケースなどに入れ、2~3日に1回は蓋を開けて換気と水やりをして越冬させてください。

冬の管理さえきちんとしておけば、翌春にまた芽を出します。

草物類の灌水

草物類の灌水も他の樹種と同じで、表土が乾いたら水やりをします。

小さく作るためには水を辛めにしますが、一度乾くと回復に時間のかかるものが多いので、水切れの状態が長くならないように気を付けます。

特に水切れしやすいものは、腰水や、川砂や砂利を敷いた平鉢に鉢を埋めて管理するといいでしょう。

朝夕に霧吹きをすると葉色も鮮やかになり、元気に育ちます。

草物類の肥料

草物類でも施肥は必要です。

ただし多くは必要ないので、固形肥料を小さくしたものや薄い液体肥料、水肥を春の芽出し頃と秋口に与えてください。

イタドリやドクダミなど繁殖力旺盛の種類は生育を抑えるために施肥する必要はありません。

草物類の剪定

1つの株からでる葉も、大きさに違いが出てきます。

枯れた葉や葉姿を乱す様な大きい葉は、葉柄の元から鋏で切って全体の葉の大きさが同じになるようにします。

葉を切ることによって次にでる葉も小さくなります。

草物類の増やし方

草物の植え替えはよく春か秋が適期と聞きますが、丈夫なので春から夏の生育期の間ならいつでも植え替え可能です。

鉢いっぱいに増えた草はこのときに株分けをして増やすことができます。

根を土ごとブロックに分けて豆鉢に植え込んでおくと、小さい草物盆栽がいくつも出来上がります。

花が咲くものは種が出来るので実生もできます。

特に一年草の千成りホオズキやケイトウなどは観賞が終われば枯れてしまうので、毎年種を播く必要があります。

胞子で増えるシダ植物などは他の鉢に飛び込んで勝手に増えますが、株分けでも増やすことができます。

基本的に草物は繁殖力が旺盛なので、条件が良ければ放っておいてもいつの間にか至る所で増えてしまいます。

これを期待して、鉢に用土だけ入れて水やりをしておき、そのうちに生えてくる草を培養することで鉢に時代を付ける方法もあります。

人気な草物類

東京都世田谷区在住の盆栽趣味者。
自宅ルーフバルコニーで小さい盆栽や草を弄っています。
初代愛猫『アロ』は天国へ行ってしまいましたが、現在は2代目ネコ2匹を迎えて盆栽ライフを楽しんでいます。

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