金豆(キンズ)の育て方

投稿日:2018/03/19 更新日:2020/04/27

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金豆はミカン科キンカン属の常緑低木。雌雄同株、両性花。

実が小さく園芸品種としては「豆キンカン」とも呼ばれ、庭木にも利用されています。

金豆やブッシュカン、柚須など柑橘類の多くは暖地性の植物で、寒さに弱く、他の実物樹種に比べて芽が動き始めるのが遅い樹種。

温かい時期からは本格的な整枝が可能で、芽吹きもいいのでポイントを知れば作りやすい樹種です。

金豆の培養の基本

金豆の管理場所

日照に強い樹ですから、日当たりと風通しのよい場所で育てます。

春から秋まではよく日の当たる風通しのいい場所で管理してください。

暖地性の植物なので寒さには弱いといわれますが、霜や乾風に当てなければ軒下管理でも越冬できます。

ただし冬期保護が遅くなると芽出しが遅れる原因になるので注意。小さいものは早めに発砲ケースにいれるなどの対策が必要です。

金豆の灌水

金豆は水をとても好み、少しの水切れで樹勢を落とすことがあります。

盆栽では「水は乾いたらやる」が基本ですが、金豆の場合は多少まだ水気がある段階で水やりするくらいがいいのです。

ただし水はけのいい用土での培養が前提で、雨水に長く当たると根腐れしやすい傾向があるので、梅雨時は棚下に避難させるなどの対処が必要です。

春の新芽が展開し出す頃からは1日1~2回で、夏は1日3~4回、冬は1日1回を目安にしてください。

金豆の施肥

金豆は肥料を好む性格で、葉刈りや芽摘みなど小枝を作る段階のものには特にしっかり効かせることが大事です。肥料が少なかったり水切れしたりすると葉が黄変して樹勢が落ちてしまいます。

梅雨時期を除く5月から10月の間は継続的に施肥してください。開花~結実中に施肥を続けても問題ありません。

油かす肥料が基本ですが、リン酸分やカリウムの配合の多いものも補助的に使ってください。

金豆の増やし方

金豆の実生

春に蒔いた種は、根上がりにする方法や、翌年の春まで網伏せしておくと自然な模様が付く

発根がいいので挿木や取木、根伏せなどで簡単に増やすことができます。

一から実生で作るのもよく、網戸ネットなどを使った網伏せで曲を付ける方法や、深めの容器に粗い砕石や砂利を入れて根に模様をつけ、根上がりに仕立てることができます。

実生の場合は実がなるまで6~8年ほどかかりますが、幹模様の多様な素材が沢山できるので挑戦してみてください。

実を採取したら果肉をよく洗い落とし、取り蒔きしましょう。3月頃に蒔けば6月頃には芽を出します。

金豆の病害虫対策

梅雨前後の高温多湿時には黒星病や赤星病、炭疽病、スス病、かいよう病などの菌やウィルス性の病気にかかりやすくなります。

特に金豆は雨上がりに調子を崩しやすく、「金豆は雨に当ててはいけない」と言われていて、長雨時は棚下に避難させるのが定石となっています。

カビ菌やウィルス病は一度かかると治療が厄介ですから、予防が重要。直接水がかからない場所に避難させるのはもちろん、トップジンMやダコニール、ベンレートなどの殺菌剤を事前に定期散布してください。

また、害虫には柑橘類の葉を好むアゲハ蝶の幼虫や、エカキムシ(ハモグリガの幼虫)などが発生するので、補殺するか浸透性の殺虫剤を定期的に散布し防除しておきましょう。

金豆の適期作業

金豆の作業カレンダー

3月 4月 5月 6月
 
冬期保護
 
 
 
ムロ出し
 
植替え
 
 
 
 
花芽分化
 
 
 
葉刈り
 
芽摘み・芽おさえ
 
 
 
 
 
 
 
 
剪定
 
 
 
 
 
 
 
 
 
針金かけ 
 
 
 
 
施肥
 
 
 
 
7月 8月 9月 10月
開花・自然交配
 
 
 
 
 
 
 
 
芽摘み・芽おさえ
 
 
 
 
 
 
 
 
剪定
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
針金かけ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施肥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11月 12月 1月 2月
冬期保護
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 軽剪定
 
 
 
 
 
 
 
 

芽出し前の葉刈り(4月中旬~5月上旬)

金豆の芽出し前の葉刈り

金豆は寒さを嫌う性格で、活動を始めるのも5月頃から。

遅いものでは6月になってやっと芽動きが始まることもありますが、芽出しがあまり遅くなると後の生育に影響がでることもあるので、4月から5月上旬頃に葉刈りをして新芽の活動を促してください。

金豆の葉柄は短いので、葉刈りは葉柄ギリギリの所で鋏で一枚ずつ切り取りっておきましょう。

植替え(5月~6月)

外気温が暖かくなる5月に入ってからの植え替えが安全です。

走り根や太根を切る場合は、切り口にトップジンを塗って消毒しておいてください。

本来移植を好まない樹種なので、適期を守り、一様に切らずに出来るだけ分岐のところで切り詰めるようにしてください。

芽摘み、芽押さえ(5月中旬~9月中旬)

金豆の枝は樹冠部ほど勢いが強く、直線的に伸びてくるので、強い枝ばかり伸びる場合は先端だけ摘んで抑制し、芽押さえをして他の枝にも力が回るようにしてください。

小枝を増やしたい場合は、まず樹冠から飛び出す新梢が5~7cm程伸びた時点で2節で摘みます。

勢いのあるものは成長期に2~3回の芽摘みが可能で、小枝を増やすと同時にフトコロ芽を動かす効果が期待できます。

枝として伸ばしたい場合は芽おさえだけして、太さを得てから2~3節の所まで切り戻し剪定をしてください。

維持が目的の完成樹の場合はやや早めの段階で芽摘みを。輪郭線から出た芽を元から摘んで抑制をかけつつ、樹形を維持しましょう。

剪定(5月下旬~9月)

本剪定は生育期に。休眠期は観賞前の軽い剪定整枝なら可能

金豆は成長期に思い切った剪定整枝が可能で、太枝の剪定や古枝の針金矯正などは温かい時期なら肉巻きよく、回復も早まります。

金豆の芽当たりは葉やトゲの元にあり、芽当たりがあればどこでも追い込むことが可能。よく肥培し樹勢の乗ったものは、葉刈りを伴わせた剪定をするとより効率的で、2番芽の促進にも繋がります。

ただし、いくら肥培したものでも葉刈りや剪定を繰り返すと枝が秋までに伸びきらず小枝が弱ってしまうので、葉刈りを伴う剪定は8月一杯でで終わらせておいた方が安心です。

基本的に金豆の剪定整枝は温かい時期に行いますが、観賞に備えての軽い整枝なら休眠期でも可能です。

ただししっかり保護していることが前提で、無理な矯正や強い切り込みができませんから注意してください。

針金かけ(6月~9月)

若木のうちに基本の樹形作りを。枝の矯正は生育期にしっかりと

金豆は枝が古くなると針金での矯正が難しくなるので、若木の段階で基本の幹模様を作っておく必要があります。新梢がまだ柔らかいうちに芽摘みや芽おさえで幹枝の骨格を作り、小枝作りに移りましょう。

特に主幹となる部分の模様付けが大事なので、温かい時期にしっかり針金をかけておくことがポイント。

実生苗の場合は早めに強めの曲を付けて数年枝を伸ばして幹を太らせ、取木をすると腰の低い樹形に仕立てることができます。

金豆は生長期の間は枝が伸びるので少し長めに針金を切っておき、余分な部分を残しておけば、伸びた部分を延長して巻けるので作業がしやすいです。

新梢は特に太りが早く、かけた針金もすぐに食い込んでしまうので傷が深くなる前に外し、必要であれば掛け直してください。

開花と受粉(8月~9月)

金豆の結実したばかりの実

養成木や半完成木はまだ実が小さいうちにピンセット等で摘み、樹形作りのための力を維持

両性花なので花の数だけ結実します。

開花中は特に水切れのないように、また花に直接水をかけないように注意してください。

実持ちがよく冬の間から3月までしっかりした実を付けますが、樹勢が落ちるので観賞が終わったら早めに摘果してあげてください。

養成木や半完成木は、結実しても早めに摘み取り、枝作りのための力を付けるようにすること。完成木でも、実を付けるのは一年毎にしたほうが樹勢を維持できます。

種は取り出して果肉を綺麗に洗い落とし、春に蒔けばほぼ発芽します。

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コメント

一禿武爺 さん 2016年12月17日18時13分
管理場所
寒さにはとても弱く保護が必要と色々な文献に書いてあります。
数年前に実生から育てた苗が15~20cmまでに成長し、小鉢管理しています。
文献どおりか半信半疑でこの季節、試験的に4年前から5鉢と寄せ植え(24本)1鉢を棚上管理、6鉢軒下管理、安全対策に9鉢を室内管理中です。
管理場所の条件は、日中0~8℃、夜間は外と軒下では0~-5℃(時に-8℃)の条件下、室内も留守中の夜間は2℃前後の環境下にあります。
この時期、霜は毎朝、散水用水桶は既に氷が張り、マイナス気温に突入し間もなく雪の季節を迎えます。
例年、棚上は積雪で0℃?維持の結果か、軒下は寒風の中でもびくともせずに何れの樹も衰えを知らずに元気です。
他の樹種(南方系)は外管理の樹は越冬することなく、1鉢、1鉢と凍死している状態です。
-5℃程度迄の温度であれば吾樹は大丈夫なようです。参考迄に!!!
きみ さん 2016年12月17日19時45分
一禿武爺さん
いつも貴重なデータ、ありがとうございます!
キンズ-5度でも大丈夫とのこと、やはり寒さより空っ風が大敵ということでしょうか
他の樹種でも気になりますが、我が家は試せるほど持っていないのでコツコツデータを集めていきたいと思います。
鈴木忠 さん 2018年02月13日09時15分
2012年に実生のキンズがいまだ花を見ません。なぜでしょうか?教えてください。
冬は一鉢は室内、もう一つは外の棚上に置いています。
きみ さん 2018年02月13日10時52分
鈴木忠さん
実生5~6年ってところでしょうか、個体差の問題もあるでしょうけど、そろそろ花芽つけても良い頃ですね
管理や剪定時期に問題がなければ時間の問題かもしれないです
わたしもキンズは数鉢しか持っていなくて、研究不足なのでなぜかははっきりわかりません。
夢一心 さん 2019年04月18日15時55分
三浦裕貴さんの動画を見て取り木をやってみようと思います。きんずの取り木はいつよるのですか。
梔子の取り木は6月初めにやったことがあります。10月に外しました。よろしく。
きみ さん 2019年04月19日07時49分
夢一心 さんへ
早いものは2月から出来ますがキンズは暖地性の植物ですので6月でいいかと思います。
川﨑 勝久 さん 2020年04月26日11時24分
現在、葉が青くなく黄色ぽくなつてます。水は十分やつているつもりです。
きみ さん 2020年04月26日20時54分
川﨑 勝久 さんへ
今はキンズはそんなものです。
冬期保護が遅かったり水切れがあると6月頃までグズグズします
葉刈りしてください
とっしー さん 2020年05月09日23時06分
すみません。金豆の事で教えて下さい。
今金豆を育てているのですが、水やりのタイミングが少し遅かったみたいで、葉がちりちりに丸まり、その後葉が落ちて枝が茶色になってきたので何本か切ったのですが、日に日に色んな枝が茶色になってきています。置き肥もし、水もあげたのですが、茶色になった枝は切った方が良いのでしょうか?切った所から、更に茶色になっていきます。

どうしたら良いのか本当に困っています。何か良い知恵をお教え下さいませ。何卒宜しくお願いいたします。
きみ さん 2020年05月10日10時25分
とっしー さんへ
水やりを失敗したということなので原因はやっぱりそれだと思いますけど、枝芯まで枯れる段階まできていたらどうしようもないなっていう感じですね...
キンズはまだこれから生育期に入るので、温かくなるにつれて新しく芽を吹くことはあると思います。
切り口からヤケがはいるので、傷口には癒合剤を塗ること、それと弱っている木に肥料あげたらいけません。葉がない状態で水やり過ぎるのもよくありません。水は好きですけど、今は乾いたらやるくらいに思ってください。
弱った木はスノコ等(水切り)を敷いた衣装ケースなどで管理すると湿度と温度が保たれていいです(蓋を閉めると熱くなりすぎるので日陰におくこと)。
とっしー さん 2020年05月10日22時11分
きみさん、返信ありがとうございます。

癒合剤は、どんなのが良いですか?すみません、癒合剤を使った事がありません。

置き肥は外した方が良いですか?

水はやり過ぎないように気を付けます。
何度もコメントをしてしまい、本当にすみません。何卒宜しくお願いいたします。
きみ さん 2020年05月11日10時00分
とっしーさんへ


癒合剤はいろいろあるのですが、殺菌効果もあるのでこれを持っていると便利だと思います。
https://amzn.to/2WJqfhB

肥料はもうおそいかもしれないですけど外してください。
酷いと手遅れなのですが、根が生きていれば吹くかもしれないでのもうすこし様子みてください。
ようじ さん 2020年05月22日11時17分
キミさん

いつも拝読し勉強させてもらってます。
ありがとうございます。

キンズで教えてください。
子供から3月頃にキンズをもらったのですが、もらったときに実ができていて今だに実がついています。

早く実を取ってあげた方が良いと思うのですがいかがでしょうか?

また、取った実をどのように保管すれば良いでしょうか?

それと、今後の手入れ方法をお教えいただけますでしょうか?

以上よろしくお願いいたします。
きみ さん 2020年05月22日13時42分
ようじ さんへ
こんにちは。実はすぐ摘果してあげてください。
ホントは年明けくらいを限界に取ります弱ってしまうので。肥料もあげてないならだいぶ体力消耗してるので、そろそろ油かす肥料とかあげてください。

保管というのは実生するための保管でしょうか。
実生なら今まだ出来るので果肉を取り出して蒔いてください(実の中は果肉もないくらい、ただ種が入っているだけなのですが)。
基本的な管理はこのページに書いているので、具体的に分からないことがあればまたメールをください。
これを盆栽にするにはまず針金掛けくらいはしないと枝真っ直ぐはちょっとつまらないかもしれないですね。
ようじ さん 2020年05月24日00時56分
キミさん

早速のアドバイスありがとうございます。
直ぐに実を摘果します。

実生の種蒔きは今でも大丈夫とのことですので撒いてみますね。

施肥と針金かけ頑張ります。

また分からないことがあればコメントよろしくお願いいたします。
とっしー さん 2020年05月24日21時15分
きみさん、返信本当にありがとうございました。

あれから直ぐに肥料を取り、茶色くなった枝のみ切りました。緑色の枝は2本しかありませんが、それで様子を見ています。

枯れの進行は抑えられたような感じです。緑の枝から、少しずつ芽吹いているような感じがします。本当にありがとうございました。

また何かありましたら、コメントいたしますので、アドバイス頂けますと有難いです。何卒宜しくお願いいたします。
とっしー さん 2020年09月09日23時47分
キミさん、以前相談させて頂いた者です。再びお礼を言いに来ました。

有難い事に金豆は復活し、蕾をつけ花を咲かせてくれました。未だ新芽も伸びてきています。

キミさんのおかげです。嬉しくて嬉しくて…。本当に本当に有難うございました。
きみ さん 2020年09月10日10時14分
とっしー さんへ
復活してよかったですね(私はなんにもしてないですが!)
芽出しは冬の保護が遅くなったりすると結構おくれるので、今元気に伸びているなら大丈夫だと思いますが、もし去年も実を付けさせたものなら今年は休ませたほうがいいかもしれません
肥料好きなのでそろそろ秋肥あげてください
夢一心 さん 2020年09月24日11時17分
1週間ほど前から葉がチジレルみたいになってきたが、枯れているのだろうか。そうでなかったら元気に育てる方法を教えて下し。
きみ さん 2020年09月24日16時14分
夢一心 さんへ
頂いた説明だけではなんとも言えませんが、エカキムシがいるのかもしれませんね
とっしー さん 2021年05月13日12時26分
キミさん、お久しぶりです。
以前金豆の事で助けて頂いた者です。

また金豆の事で教えて下さい。
1ヶ月位前から、葉の色が薄い黄緑色で、葉脈がへこみ、人間の筋肉質なお腹の様になっております。
以前よりも日当たりが悪い部屋でしか育てられない為、なるべく日当たりの良い所へ何分か置くようにしているのですが、改善されません。

勝手に日当たりのせいにしていますが、何が原因だと思われますでしょうか?

教えて下さいませ。
宜しくお願いいたします。
きみ さん 2021年05月13日17時07分
とっしー さんへ
お久しぶりです^^
キンズの芽吹きはとても遅いですから、今新芽がでていないのは通常運転だと思います。寒さにあたると遅くなる傾向がありますが、だいたい6月頃になればしっかり芽吹いてきます。今時期葉刈りをして刺激を与え、すこし葉水してあげると芽吹きが促されます。

キンズは暖地性で日当たりも好むので、できるだけ明るい場所をつくってあげないといけないですね。
完全室内管理はだめですし、できるだけ日に当ててやろうという優しさで、あっちにもっていったりこっちにもっていったりして急な環境変化におくのもよくありません。

屋外管理を基本にして、直接日が当たらなくてもできるだけ明るい場所においてあげてくださいね。
環境が改善されないと段々弱ってしまいますし、盆栽ではなくなってしまいます。
中村 さん 2022年07月19日10時25分
きみさんこんにちは

去年から育てていたキンズを6月頃葉刈りしてから
一向に芽が出てきません。

枯れてしまったのでしょうか、、、
きみ さん 2022年07月20日11時40分
中村 さんへ

こんにちは。
かれてないと思います。そのうち芽が吹くとおもいますので、水やり過ぎないようにしてもうすこし様子みてください。
キンズは寒さに当てたり実を遅くまで付けているとこういうことが起こりやすいです
ひでぼう さん 2022年11月15日12時48分
こんにちは。盆栽1年目の初心者です、宜しくお願いいたします。
たくさんの盆栽情報をいつもありがたく参考にさせて頂いております。
早速ですが10月に購入したキンズの盆栽が不調のためご助言頂ければと思いコメントさせて頂きます。
〜症状〜
・2週間前くらいから葉が乾燥しクルクルと丸くなってしまう症状が出始め段々増えている
・タイミング的には実が黄色く色づいた頃、実がない枝は比較的元気。
・丸くなった葉は刈る、実は半分に間引き、3日に1回メネデール、苔を剥がして通気を良くするを試してますが症状はむしろ進んでる感じです
・購入時に巻いてあった針金をそのままにしてしまい、ついこの間あわてて外しました
・日照は今の季節は8〜12時の4時間くらい、水やりは毎朝たっぷりめです

寒さに弱い種類とのことですので、こんなコンディションで上手く冬を越せるのか心配です。
気にせず放っておくべきか、治療の方法があるのか、出来る事があればご助言を頂きたく宜しくお願いいたします。
きみ さん 2022年11月15日14時02分
ひでぼう さんへ

コメントありがとうございました!
たしかに、実の付いている上部の枝だけ枝枯れしてきているようですね。
針金外した時に痛めたか水切れかで、吸い上げが完全にとまっているみたいなので、これは処置しても上部の部分は枯れてしまうと思います。
実もこのあとシオシオになっていくでしょうね~仕方ないですね。

下枝は元気そうなので、取り敢えずよかったです。
冬は、お住まいに地域にもよりますが、我が家は-5℃とか6℃とかでも半地下の屋外ムロで平気でいますので、外気のシャットアウトと湿度さえ保てていれば大丈夫ですよ。

ただ、そろそろ暖地性の樹種は保護の準備しておいたほうがいいですね。寒さに当たると翌春の芽出しがかなり遅くなって(6月とか7月になったり)、その年の生育が十分にできずに更に弱りますので。

寒冷地でなければ温める必要ないですが、早めの摘果と保護はしておいた方がいいかもしれないですね。
寺本 浩章 さん 2023年01月07日11時46分
明けましておめでとうございます。

盆栽歴7年目のヒロです。よろしくお願いします。
さつき盆栽から入り、小品小品盆栽に流行を感じています・
昨年暮れにキンズの実から種を採取いましたが、3月の種まきまでの間の種の保存法をご教授ください。
現在は、採取しテッシュテッシュ包み、冷蔵庫で保管していますが、保存保存方法するかするか心配なので、種まきまでの間の「種」保存方法をご教授ください。
よろしくお願いします。

みきさんの動画を拝見し参考にしてます。
きみ さん 2023年01月09日14時40分
寺本 浩章 さんへ

こんにちはお返事おくれてすみませんでした。
私は取り播きしてムロ内で水やりしながら管理していますが、春まで保存するのでしたら水で戻したあとかたく絞ったミズゴケなどと一緒に冷暗所保存(冷蔵庫)でいいと思います。
そんちん さん 2023年04月03日22時12分
  今年の初めにホームセンターで買った金豆を、実がすべて終わったので
 今は外で育てているのですが、主枝の部分などが、白い粉のような感じです。
 手でこすると取れるのですが、カビか虫なのでしょうか。

  以前、近所の植物園で聴いたときは、木に元々あるものでは?との
 ことでしたが。あと、葉が黄色めなのは肥料が足りないからでしょうか。

  現在、Hyponexはあるのですが、新たなものを使った方がよろしいでしょうか。

  写真も添付させていただきますので、見えづらいかと思いますが
よろしくお願いいたします。
きみ さん 2023年04月05日17時23分
そんちん さんへ

こんにちは、改めてコメントかいてくださりありがとうございます。
お写真拝見したところ、そんちんさんが気にしておられる幹の筋のようなものは、この木の模様ですから心配ないと思います。

幹枝が古くなるとこのような縦筋が入ります。

何事かとおもって心配していたので安心しました。

葉色が悪いのは、冬の間の軽い寒害かと思います。5月頃になれば新芽が吹きますから、葉色の悪い葉は葉刈りをしてください。

そろそろ肥料もあげて、葉刈りの体力を付けさせておいてください。
置き肥ならバイオゴールドやグリーンキング、花ごころの「もっともっと花の肥料」あたりは置き肥にしては効き目が早い印象です。
ハイポネックスは濃度に注意してくださいね。
そんちん さん 2023年04月10日10時09分
 きみさん、こんにちは。体調を崩しておりましたので、
返信が遅くなり申し訳ございません。

 幹の筋は模様とのことで、安心しました。粉のようなものが
気になったりもしますが、特に枯れてきたりもないので様子を見てみます。
 
 色の悪い葉を摘んで、新しい葉に備える件、承知しました。
置き肥は、hyponexさんの「今日から野菜」しか持っておらず、
液肥のnyponexしかないのですが、この機会に教えていたものを
確認しながら、今後に備えられたらと思います。

 本当にありがとうございました。
朝夕の気温差が激しいので、きみさんもお体ご自愛ください。
はいじ さん 2023年05月24日22時33分
こんにちは。
今年の1月ごろ、キンズの苔玉を購入しました。
ちょくちょくお水はあげていたのですが、どんどん葉が落ちて上の方の枝は茶色くなってしまいました。
最近は3〜4日に一回水をあげ、休みの日に外に出したり日当たりのいいところに置いたりとしています。
上の方の枝は切ったほうがいいのでしょうか?
また、肥料などあげたほうがいいのでしょうか?
どうしてあげたらいいのかわからず、、ご教示頂けますと幸いです。
よろしくお願い致します。
きみ さん 2023年05月27日10時05分
はいじ さんへ

お返事がおそくなりすみませんでした!
お写真拝見したところ上部の枝が枯れてしまってますので、切り落としてしまいましょう。
1月頃に購入なさったということは実も結構ついていて、冬の間ずっと眺めておられたと思うので
力も消耗しています。

わたしもこのサイズのキンズでも実は2~3年に1回くらいしかつけませんので、今年は体力回復の年と思って元気を回復させることを目標になれるといいかもしれません。

コケ玉を私はやらないのでどう持ち込んだら(長く維持したら)いいか詳しくないのですが、水やりはどのようにしてやっていましたか?
ボール状なので、上からちょろちょろ上げるだけだと中まで水が入っていないことが多いです。
お水を上げるときは水にボールと沈める感じでドボ浸けしてあげてくださいね。

できれば、コケ玉ではなく培養鉢に植え付けてあげたほうがいいと思います。


肥料は5月~6月は新芽も動き出してくる時期ですから、しっかりあげてくださいね。
これだと液肥になるのかな?

濃いものをドカッとやるのではなく、薄めのにして頻度を上げましょう。
そんちん さん 2023年05月27日23時12分
 きみさん、こんばんは。

 その後、金豆を育て続けておりますが、写真のとおり、4月3日に添付した
ものと比べると枝が茶色く、葉も少なく感じます。

 近くの植物園の方にGWに相談した時は、前の花がついていた「がく」が
残っているので取ってくださいとのことで取ったものの、つぼみらしきものも
見受けられません。

 肥料不足なりで、今年は成長が遅かったのでしょうか。私の中では、
蕾ができるのは、新しい枝のとげの近くだと思っているのですが
あってますでしょうか。

 身近に成長中の金豆を育てている人がいませんので、何度も申し訳ございませんが
よろしくお願いいたします。
きみ さん 2023年05月28日10時13分
そんちん さんへ

こんにちは。
キンズの芽動きは関東でも今時期くらいから始まりますので、状態としては問題ないと思います。
茶色くなっているのは枯れてますので剪定しておいてくださいね。

実もの樹種は実を維持するために樹力をつかいますから、部分的な枝枯れはよくあることです

日長が長くなり、気温が上昇する今時期から成長も旺盛になりますから、肥料はしっかりあげてください。


>肥料不足なりで、今年は成長が遅かったのでしょうか。私の中では、蕾ができるのは、新しい枝のとげの近くだと思っているのですがあってますでしょうか。


肥料不足ももちろんですが、寒い時期に保護が不十分だとそれだけ芽出しのスタートが遅くなります。
そして10月頃からまた生長が止まりますので、生長期もわずかになりパワー不足になって段々弱ってきてしまうパターンが多いです。

花芽は新梢の枝元(トゲですね)に付きやすいです。

冬は過保護くらいでいいので、寒さ対策はしっかりやっておいてくださいね。

それと多分撮影のために室内においておられるのだと思いますが、盆栽の樹種は観葉植物とちがって屋外で管理してくださいね。
陽が強くなるシーズンは日除けをつけてあげてくださいね。

実も毎年つけないほうがいいと思います。
そんちん さん 2023年05月28日21時06分
 キミさん、こんばんは。早速のコメントをいただきありがとうございました。

 茶色い部分も早速剪定しました。
 今思うと、寒い時期のケアが足りなかったと思いますので、反省しながらも
 気を付けて肥料をあげていきたいものです。

 花芽の件もわかりやすく教えていただきありがとうございました。
 明日から台風の影響で雨になりますが、守ってあげながら猛暑も乗り越えて
 いけるよう、頑張りたいものです。

 毎年実をつけるものではないというのは驚きましたが、その方がよろしいの
 ですね。

 写真撮影のために部屋に入れ、今の時期は外に置いておりますので、
 大丈夫です。

 これからも、よろしくお願いいたします。
はいじ さん 2023年05月29日19時25分
きみさん

ご返信ありがとうございます!
私も返事が遅くなり申し訳ございません。

やっぱり上部は枯れてしまっているのですね、、
お水はバケツに水を張ってあげてました!
肥料なのですが、よくある緑色の液の土にさすタイプの物ならあるのですが、それでも大丈夫でしょうか??
きみ さん 2023年05月30日16時48分
はいじ さんへ

アンプルの液肥を私は使ったことがないので分からないのですが
配合が少なく調整されていて挿したままでも肥料ヤケしにくいように作られているようですね。

でもアンプルから根にまんべんなく行き渡るものなのか、、、難しいところです。
出来れば、液肥も水やりと同様にドボンとして欲しいです
はいじ さん 2023年06月04日20時24分
きみさん

返事が遅くなり申し訳ございません、、
とりあえず、鉢に植え替えました!
肥料ですが、アンプルから出してお水と一緒にあげたのですが、お水とは別の方が良かったでしょうか??
きみ さん 2023年06月06日09時40分
はいじ さんへ

アンプルの肥料は直接与えても肥料やけしない濃度で作られていますので、水で薄まると成分的にはすくないのではないかと思います。

アンプルを使いたいなら、正規の使いかたがいいと思いますよ
のぶ さん 2023年06月19日20時08分
キンズの件で、照会です。
新芽がでてこないようです。
実は全部摘果致しました。
葉は少し付いています。
新芽がでるかでないか、心配です。
ご教示頂きたくお願い致します。
きみ さん 2023年06月20日08時45分
のぶ さんへ

実を付けた年の翌年はどうしても弱ってしまうので、芽動きが遅くなることはよくあります。
実の観賞は2~3年に1度くらいがいいと思いますよ。
あと、肥料が足りていなかったり、寒さ対策が十分でなかったりした場合も同様ですね。

大体今時期から動き出してくるはずですので、植替えをして様子みてください。
のぶ さん 2023年06月20日10時24分
ご回答ありがとうございました。
確かに、実が多くついていたようでした。
これからは、注意したいとおもいます。
重ねてお礼申し上げます。
のぶ さん 2023年07月03日15時02分
キンズの件ありがとうございました。
恐縮です。
海棠について、ご教示頂きたくお願い致します。
齢15年程ですが、花が咲きません。勿論実もなりません。実生の樹ですが、花が咲かない性の樹あるのでしょうか?遺伝的にそのような樹なら花は諦めることでしょうか?
桃栗3年とも言いますが、辛抱強く待てば期待できるかとも思っております。花海棠ではなく、実海棠でございます。
きみ さん 2023年07月04日17時01分
のぶ さんへ

実生のカイドウは確かに花が咲きにくい個体が多いような気がしますが、まったく咲かないとも言えないのでなんとも...
夏以降に剪定してしまっているとか管理の面で心当たりなどはないでしょうか
のぶ さん 2023年07月05日10時34分
きみさん

お忙しい中ご回答ありがとうございました。
実生の樹は丈夫らしいとのことですが
いま暫く、養生してみたいと思っております。
或いは、おっしゃるとおり剪定時期などについて検討したいと思っております。
たびたびの質問にご教示頂き恐縮しております。
そんちん さん 2023年08月15日14時27分
 きみさん、お久しぶりです。

 その後、熱い中を金豆を構い過ぎず放置しすぎずという感じで接していたら、
この猛暑の中を白い蕾が出来たりで、喜んでおります。

 現在は写真の通りなのですが、剪定した方が宜しいでしょうか。
他にも秋に向けてなど教えていただけると幸いです。

 もう1件、長寿梅の件で教わりたいことがあり、長寿梅の育て方という
テーマの記事にコメントとして写真も添付いたしました。
 コメント場所が違うようでしたら、また教えていただけると幸いです。
きみ さん 2023年08月15日18時06分
そんちん さんへ

こんにちは。回復してよかったですね~。
剪定は、気になる枝がなければとくにやらなくていいと思います。
あたらしく枝を作る場合は4月~6月頃の芽動きが始まる前にすませておかないと、2番芽がしっかり伸びきれません。
今切るのは、実姿を考えて伸びすぎた枝や不要枝を切るくらいですよ。

肥料は適量を上げてくださいね。

葉も綺麗ですから、今年は維持と、あわよくば実の観賞です。
冬の保護は早めにしてあげてくださいね
そんちん さん 2023年08月16日21時11分
 キミさん、こんばんは。
 お盆の時期でお忙しい中を早々に返信いただきありがとうございました。

 盆栽ではなく鉢植えの花や野菜でしたら、葉が重なり合う部分は傷みやすく
蒸れたりして虫が発生しやすくなるから切るようにと言われますが、金豆は
そこまででもないですから、様子を見ようと思います。

 「新しく枝を作る」「実姿を考える」というのが、どんな形になるのだろうと
思うと少しひるんでもおりましただけに、もっと親しまなければと心から
思いました。

 幸いにも葉がきれいですので、今年は維持と実の鑑賞ということで、
もう少し涼しくなりましたら、秋の盆栽市に出かけたり、こちらで
皆様のコメントやキミさんの記事を読ませていただきながら親しんで
行けたらと心から思います。

 肥料は今の量で合っているようですので、引き続き見守っていこうと
思います。最近は日が短いので帰宅したら暗いだけに朝と休日にしっかりと
変化を楽しみながら。

 本当にありがとうございました。台風が去ってもまだまだ暑い日が
続きますので、キミさんもお体ご自愛ください。