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花物類の剪定

剪定の主な目的には、樹形を作るための剪定、樹形を維持するための剪定、樹勢を回復させるための剪定の3つがあります。

さらに花物類や実物類は、基本となる樹形ができた後は花を咲かせることが最大の課題です。

多くの花物実物の花芽分化期は、7月から8月の間がほとんどなので、この時期までに枝数を増やしながら各枝を充実させておく必要があります。

充実した枝とは短い枝にしっかり葉が付いた短果枝のことで、徒長枝には花芽はつきにくいものです。

短果枝を多く作るためには、花芽分化期の少なくとも2ヶ月前には剪定を終わらせておき、徒長枝は整理して各枝を育てておかなければいけません。

ただし樹種によって花芽分化期や花芽のつく場所は違いますので、それぞれの剪定の適期や剪定方法を抑えておきましょう。

花芽と葉芽

植物の芽には葉芽と花芽の2つがあります。

葉芽からは葉が展開し、植物体に必要な栄養素を作り出す大切な働きをしています。

また分岐しながら枝葉を伸ばし、自身の体を大きく成長させていきます。

一方、花芽は膨らんで蕾の状態になり、花を咲かせ、種子を作り、新たな命を繋いでいきます。

苗木の間は、周りの木々より先に日照権を得るため縦方向に伸びようとする力が働き、出る芽は全て葉芽となり後の枝となっていきます。

根も、伸びる地上部を支えるために地下深くまで直根を伸ばしながら、側根を分岐させていきます。

樹齢を重ね、樹勢が次第に弱まると、次は子孫を残すために花を咲かせ種子を作ろうとします。

この時に作られるのが花芽で、花芽は樹勢の抑えられた状態の枝に分化します。

つまり花物実物では、各枝の樹勢を抑えることが剪定の大きな目的です。

盆栽ではこの植物生理を利用し、剪定によって各枝の力を抑え、短く充実した枝(短果枝)をできるだけ多くださせようとします。

花物類の樹種別の剪定

東京都世田谷区在住の盆栽趣味者。
自宅ルーフバルコニーで小さい盆栽や草を弄っています。
初代愛猫『アロ』は天国へ行ってしまいましたが、現在は2代目ネコ2匹を迎えて盆栽ライフを楽しんでいます。

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