花ザクロの剪定
伸びた枝先に付く花ザクロの花芽
一般のザクロは実物類に分類されますが、主に花を観賞するために改良されたものは花ザクロとして花物類に分けられています。
花ザクロの花は花付きがよく八重咲きものが多く、代表的な品種には八重樺、緋の司、後絞りなどがあります。
いずれも開花しても結実することはありませんが花弁数の少ない品種では結実することもあります。
ザクロの花はサルスベリのようにその年に伸びた枝の先につきますから、春から伸びた枝は切らずにそのまま伸ばしておいてください。
あまり強く伸びる枝は5月頃に1度剪定をして、2番芽に花芽を持たせることもできます。
花ザクロの花後の剪定
花ザクロの開花期は6月~8月の間に次々と咲き続けますので、花後の剪定は花が終わったものから1節残して先を剪定してください。
ザクロは対性なので、1節から2本の枝が伸びてきます。
下枝や勢いの弱い部分の枝は2~3節残して剪定するなど、全体のバランスを見ながら剪定します。
また、ザクロは寒さに弱い樹種なので落葉後の切り込みは冬の間の枝枯れの原因になります。
無理な剪定をしないのはもちろんですが、全体の樹形作りのための切り込み剪定は、芽出し前の春先(2月下旬~3月)に行うようにします。
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