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花物類の棚場

花物・実物類でも、基本的な棚場の条件は他の樹種と変わりません。

日当たりと風通しのいい場所を好むものがほとんどですから、充分に日に当て、枝と枝が触れない程度の間隔をおいて木を並べるようにしましょう。

花物・実物類も夏の強い日差しや西日を避けるため、夏場は寒冷紗などによる日よけが必要ですが、夏は同時に花芽分化する大事な時期でもあります。

花芽は日照条件が悪いとよくとまらず、花色も良くでませんから、あまり過保護せず充分日に当ててあげましょう。

とくにサツキは日当たりを好み、夏の暑さにも強い樹種なので日よけはあまり必要ないですが、他の樹種についても過保護にせず少しずつ日に慣せば丈夫に育つものです。

樹種名 日当たり 置き場所のポイント
サクラ 好む 日当たりと風通しのいい場所に置く。
葉焼けしやすいので、夏の特に日差しが強い時期は寒冷紗で日よけをする。
ウメ 好む 日当たりと風通しのいい場所に置く。
新芽が伸びてから7月一杯は充分に日に当てる。
サツキ とても好む 日当たりと風通しのいい場所に置く。
花芽分化の夏場は充分に日に当てる。
ツツジ とても好む 日当たりと風通しのいい場所に置く。
花芽分化の夏場は充分に日に当てる。
花ザクロ とても好む 春~秋の間は日当たりと風通しのいい場所に置く。
寒さに弱いので冬の間は充分な保護が必要。
フジ 好む 年間を通じて日当たりと風通しのいい場所に置く。
ボケ とても好む 春~秋の間は日当たりと風通しのいい場所に置く。
秋の植え替え後は充分な保護をする。
カイドウ 好む 日当たりと風通しのいい場所に置く。
梅雨~8月いっぱいは強い西日を避ける。
オウバイ 好む日当たりと風通しのいい場所に置く。
夏場の強い西日を避ける。

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