実物類の棚場

実物類も花物類と同じく、日当たりと風通しのいい場所を好むものがほとんどです。

充分に日に当て、枝と枝が触れない程度の間隔をおいて木を並べるようにしましょう。

実物類も夏の強い日差しや西日を避けるため、夏場は寒冷紗などによる日よけが必要ですが、夏は同時に花芽分化する大事な時期でもあります。

実物類は果実を付けることが一番大事といっても間違いではありません。
そのためには出来るだけ沢山の花芽を付けさせ、結実させることが必要です。

花芽は日照条件が悪いとよくとまらず、せっかく結実した実も色付きが悪くなるので、あまり過保護せず充分日に当ててあげましょう。

樹種名	日当たり	置き場所のポイント
ヒメリンゴ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。近縁種（カイドウ等）を寄せておいて自然交配を促す（人工交配でも可）。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
カリン	とても好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。半日陰の必要はないが、強い西日は避ける。
ピラカンサ	とても好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。暑さ寒さに強い。
マユミ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
ウメモドキ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
ユスラウメ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
ベニシタン	とても好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
実ザクロ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。寒さの弱いので冬は早めに保護する。
深山カイドウ	好む	日当たりと風通しのいい場所に置く。近縁種（カイドウ等）を寄せておいて自然交配を促す（人工交配でも可）。夏場は寒冷紗で強い西日を避け、水切れに注意。
アケビ	半日陰	午前中は風通しと、充分日当たりの良い場所に置く。午後は半日陰に置き、強い西日には当たらないように。同種を数鉢寄せて自然交配させる。