姫コブシの育て方

姫コブシの作業カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状況
休眠期
 
 
芽出し
 
 
 
 
 
 
落葉
休眠期
 
 
花芽分化
管理場所
軒下など
 
ムロ出し
日なた
 
 
半日陰 
 
 
日なた 
 
 
灌 水
(回数/日数)
1/2~3日
 
1~2/日
 
2~3/日
 
 
 
1~2/日
 
 
1/2~3日
施 肥
 
 
 
 
 
針金かけ
新枝
 
剪 定
花後
 
植え替え
 
挿木
芽摘み                
葉刈り              

姫コブシの性質

姫コブシはモクレン科の落葉低木。

樹高10メートル程になる白花6弁のコブシより小さく4~5メートルくらい。白~ピンク色の12~18弁の花が特徴です。

姫コブシは四手コブシの別名で、伊勢湾周辺の湿原周辺や渓流沿いに生えている自生群は準絶滅危惧の指定を受けた日本固有種です。

自家受粉をしないため、繁殖には接ぎ木や挿木が有効です。

今では苗木が多く生産され、盆栽のほか庭木としても利用されています。

姫コブシの管理場所

日当たりと風通しのよい場所で育てます。

半日陰でも育ちますが花付きが悪くなるので、夏場以外はよく日のあたる場所で管理してください。

寒さには強い樹種ですが盆栽では保護が必要です。

姫コブシの灌水

湿地に自生しているので水を好みます。

春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2~3日に1回を目安に、表土が乾いたらたっぷり灌水します。

姫コブシの施肥

肥沃で湿潤な土壌に自生しており肥料を好みます。

春と秋に油かすなどの固形肥料を月に1回与えて下さい。

姫コブシの作り方

剪定(花後4月~5月)

花後に1~2節残して剪定します。

古い枝からは芽が伸びてこないため、剪定は1~2年生の若い枝に対して行います。

勢いのある若木は株元からヤゴ根やヒコバエが伸びてくるので早めに剪定してください。

針金かけ(5月~6月)

花後の剪定の後に新しい枝が伸びてくるので、この枝に針金をかけることができます。

ただし無理な針金はかけないで、真っ直ぐに伸びる枝や流れを作るくらいにしておき、剪定で姿を作るほうが自然です。

植替え(3月~4月)

若木や小さいものは1~2年に1回のペースで植え替えをします。 成木は2年に1回を基本にしてください。

太根の剪定はできるだけ避け、植え替え後に霜に当たらないように注意してください。

コメント

宮下満智emerudy さん 2023年04月08日19時02分
桃色ヒメコブシを苗木を近くの販売店で買い今育てています。
蕾がたくさんついてるものを買ったのですが、鉢に植えてしました。
でも今葉っぱがでてきています。
花が咲く時期は、どこに~?
気になったのでコメントさせてもらいました。
花が終わって葉が出るはずですが、花が咲かなくて葉が出てきたので?
?????です。
きみ さん 2023年04月09日17時53分
宮下満智emerudy さんへ

花が咲かなくて残念でしたね...
私も変な時期に植替えをして花芽が飛んだことがあります。細根というか、わりと太い根が走りますので、春先(強剪定はしない)か花後すぐにやれば咲きますので来年は期待できますね。

もしくは、蕾(花芽)だと思っていたのは葉芽だったかもしれないですね。
葉芽でも丸味があるので勘違いすることがあるかもです。