実ザクロの剪定

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ザクロは夏頃、今年伸びた枝の先に花が咲きます。

実ザクロはかつてとても流行したので品種も多く出回りましたが、今では少なくなりました。

代表的な品種には、幹がねじれる性質のあるねじ幹ザクロ、果実が透明な水晶ザクロ、姫性の朝鮮ザクロ、朝鮮ザクロの変種の一才ザクロなどがあります。

なかでも一才ザクロは、実生や挿木や取木後すぐに花が咲く性質があり、春から夏にかけて花が咲くので果実と実を楽しむこともできます。

実ザクロは実生してそのままでも見ることは出来ますが、主幹を決めて樹形作りをすればさらによくなります。

実ザクロの種木の剪定

実ザクロの苗木

早く盆栽として仕立てるには一才ザクロを選ぶのが早くて確実です。

まず主幹になる枝を決め、他の枝は主幹よりも低くなるように切り詰めてください。

春から夏にかけて次々と花を咲かせますが、種木のうちは幹や枝作りが目的なので主幹を決めたらその小枝や針金を利用して幹模様を作っていきます。

徒長枝は短めに切ることで次の枝をださせます。

不要枝は元から切り、幹模様を作りながら全体をスッキリさせてください。

ザクロの細枝はよく枯れますから、秋にその枯枝や果実の整理をし今年伸びた枝で不要なものなども整理しておきましょう。

実ザクロの完成樹の剪定

完成樹では樹形を維持しながら、できるだけ沢山の花を咲かせ結実させるのが最大の目的です。

ザクロの花は、今年伸びた枝の先に夏頃咲きますので、春から伸びた枝はそのまま伸ばした状態にしてください。

花が終わったら先の枝を詰めるように剪定し、徒長枝や不要枝も整理します。

実ザクロもあまり沢山の果実を付けていると樹勢が落ちてしまいますので、最終的に残す実は少なめにしてください。

全体の剪定は落葉後に全体の姿が見えるようになってから行います。

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